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プライシング

サブスク値上げへの不満調査|121名に見る継続と解約の分岐

13分で読める|2026/04/15|
プライシングサブスクリプション価格改定調査レポート顧客満足度

この記事の要約

サブスク値上げに不満を持った消費者121名への調査を、対象を限定したスナップショットとして整理。金額不満、通知、代替プラン、価値実感の違いから、継続と解約の分岐を読み解きます。

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B!

別記事の「SaaS値上げ調査」では、BtoB SaaS利用者65名を対象に、業務利用者の解約ドライバーが「金額」だけではなく「伝え方」にもあることが示唆されました。

では、個人消費者(BtoC)はどうでしょうか?

私たちは、サブスクリプションサービスの値上げに不満を持った消費者121名を対象にアンケート調査を実施しました。このサンプルでは、不満を持ってもすぐには離れない傾向が見られました。

不満の中心は「金額が高すぎる」(49.6%)。一方で、実際に解約に至った回答は10.7%。 66.1%が、不満を抱えながらもそのまま利用を続けたと答えています。

ただし、継続の傾向は無条件ではありません。本記事では、個人向けサブスクの回答者が「不満でも続ける」構造と、その継続が崩れやすい条件を、調査データをもとに整理します。

📋

調査についての注意

本調査は「価格改定に不満を持った人」を対象に、2026年3月3日に実施した有効回答121件の調査です。サブスク利用者全体の傾向を示すものではなく、不満を持った層の中での行動差を分析した結果としてお読みください。


この記事でわかること

  1. 本調査で最多だった不満は「金額」: BtoCの回答では「金額が高すぎる」が最多
  2. 不満を持っても継続した回答が多い: 66.1%が値上げ後もそのまま利用
  3. 継続が崩れやすい条件: 金額不満だけでなく、通知・価値実感・受け皿の有無が行動差に関わる

基本情報

項目内容
トピックBtoCサブスクリプション価格改定の不満調査レポート
カテゴリ調査レポート
難易度初級〜中級
対象読者サブスク事業者のプロダクトマネージャー、マーケター、経営層

調査概要

項目内容
調査名サブスクサービスの価格改定に対する不満調査
実施日2026年3月3日
有効回答数121件
調査対象直近2年以内にサブスクの価格改定を経験し、不満を持った個人消費者
調査形式オンラインアンケート

不満の実態──半数が「金額が高すぎる」

まず、回答者が不満に感じた理由を確認します。

不満理由の集計(複数選択可)不満理由の集計(複数選択可)

1位は「値上げ幅が大きすぎた(金額への不満)」で49.6%。2位の「説明が不十分」(40.5%)を約10ポイント上回りました。

順位不満理由割合
1値上げ幅が大きすぎた(金額への不満)49.6%
2値上げの理由・根拠の説明が不十分だった40.5%
3値上げに見合う価値向上を感じなかった28.1%
4通知が遅すぎた / 突然だった12.4%
5既存ユーザーへの配慮がなかった11.6%

BtoB SaaS調査では「説明不足」(46.2%)が1位で「金額」(38.5%)を上回っていました。本調査では順序が逆になり、金額への不満が最も多く出ています。

この違いの背景には、利用目的の差があります。BtoB SaaSは業務基盤であり、値上げの「合理性」を組織として評価する必要があるため、「なぜ上がるのか」という説明の質が問われます。一方、BtoCサブスクはエンタメ・コンテンツ消費が中心であり、「月々の出費がいくら増えるか」が最も直接的な関心事です。

自由回答にも、この傾向が見られます。

“

「物価高騰ではあるが、物理的な物を扱わないのに上がり過ぎ」

── 音楽配信サービス利用者

“

「いきなり、かなりの値上げをされたこと」

── 動画配信サービス利用者

自由回答では、サブスクの値上げが「家計への直接的なインパクト」として受け止められていることがうかがえます。

不満の度合いを見ると、「かなり不満」以上が44.6%にのぼりました。

不満度割合
少し不満を感じた程度12.4%
やや不満だった43.0%
かなり不満だった33.9%
非常に強い不満を感じた7.4%
許容できないレベルだった3.3%

BtoB SaaS調査の「かなり不満以上」は43.1%であり、怒りの強さ自体はBtoBとBtoCでほぼ同水準です。しかし、後述のとおり、同じ不満度でも行動パターンは大きく異なります。


不満でも継続した回答が多い──66%が「そのまま継続」

では、不満を抱えた消費者はどう行動したのでしょうか。

価格改定後の行動(複数選択可)価格改定後の行動(複数選択可)

最も多い行動は「そのまま継続利用した」で66.1%。約3人に2人が、不満を抱えつつも利用を続けたと答えています。

行動割合
そのまま継続利用した66.1%
解約・別サービスへの乗り換えを検討した18.2%
実際に解約・別サービスへ乗り換えた10.7%
有料の安いプランに切り替えた6.6%
無料プランに切り替えた5.8%
SNSにネガティブな投稿をした4.1%
サポート窓口にクレームを入れた2.5%

この「不満でも継続する」回答の多さは、BtoB調査との差が出た点です。BtoB SaaS調査では継続率は50.8%でした。本調査のBtoC回答は、それより約15ポイント高い継続率でした。

背景として考えられる理由は3つあります。

  1. 独占コンテンツの存在: そのサービスでしか見られない・聴けないコンテンツがある場合、代替手段がありません。「高いが、ここでしか観られない」という状況が、消費者を引き留めます
  2. 習慣の力: 動画配信や音楽配信は日常に深く組み込まれています。プレイリスト、視聴履歴、おすすめアルゴリズム──こうした蓄積が、目に見えないスイッチングコストとして機能します
  3. 金額の絶対値が小さい: BtoB SaaSは月額数万〜数十万円の値上げになりえますが、BtoCサブスクは月額数百〜千円程度の増額が中心。不満は感じるが「我慢できる範囲」に収まりやすいのです

一方で、不満度が上がると行動差が大きくなります。

不満度n継続利用解約検討実際解約
少し不満〜やや不満6780.6%6.0%7.5%
かなり不満4151.2%31.7%14.6%
非常に強い不満〜許容できないレベル1338.5%38.5%15.4%

「かなり不満」以上になると、継続率は80.6%から51.2%に下がり、解約検討率は6.0%から31.7%に上がります。「不満でも継続する」は、不満が高い水準に達する前の傾向として見る必要があります。


忍耐の「限界点」はどこにあるか──解約者と継続者を分けたもの

ここからは、解約した人(n=13)と継続した人(n=108)で、不満理由がどう異なるかを比較します。

解約者vs非解約者の不満理由比較解約者vs非解約者の不満理由比較
不満理由解約者非解約者差分
代替プランや移行措置がなかった30.8%8.3%+22.4pt
通知の方法が不適切だった15.4%3.7%+11.7pt
値上げに見合う価値向上を感じなかった38.5%26.9%+11.6pt
問い合わせへの対応が悪かった7.7%0.9%+6.8pt
説明が不十分だった46.2%39.8%+6.3pt
値上げ幅が大きすぎた(金額不満)46.2%50.0%-3.8pt

ここで確認したいのは、金額不満の差分です。

「値上げ幅が大きすぎた(金額不満)」は解約者と非解約者でほぼ差がない(-3.8pt)。むしろ非解約者のほうがわずかに高いという結果でした。消費者が値上げに「高い」と感じることと、実際に解約することは、別の論点として見る必要があります。

では、解約者と継続者の間で差が大きかった要因は何か。上位3つを見ると、「代替プラン・移行措置の不在」(+22.4pt)、「通知方法の不適切さ」(+11.7pt)、「価値向上を感じない」(+11.6pt)が並びます。

忍耐が崩れるメカニズム──不満の「複合」が限界を超えさせる

重要なのは、これらの要因が単独ではなく複合的に作用しているという点です。

不満理由ごとの解約率を見てみましょう。

不満理由n解約検討率実際解約率継続率
代替措置1315.4%30.8%61.5%
伝え方616.7%33.3%33.3%
価値3426.5%14.7%64.7%
説明不足4916.3%12.2%63.3%
金額6021.7%10.0%65.0%

金額不満の実解約率は10.0%にとどまる一方、「代替措置がない」(30.8%)や「伝え方」(33.3%、ただしn=6と少数)では解約率が高く出ています。

もう1つ確認したいのは「価値向上を感じなかった」の解約検討率です。26.5%──価値不満を持った利用者の4人に1人が解約を検討しています。実際の解約率(14.7%)も金額不満(10.0%)を上回っており、「高い」と感じることよりも「高くなった分の価値がわからない」と感じることのほうが、解約検討に近い可能性が示されています。

消費者の心理を整理すると、以下の構図が見えてきます。

忍耐が続くケース: 「高いけど、まあ使い続けるか」→金額への不満はあるが、習慣と手軽さが勝つ

忍耐が崩れるケース: 「高い。しかも値上げの理由もわからないし、安いプランもない」→不満が重なり、「続ける理由」より「やめる理由」が上回る

つまり、このサンプルでは単一の大きな不満だけでなく、「金額への不満」に「通知の不備」「価値実感の欠如」「選択肢のなさ」が重なることが解約に近づく条件として見えます。事業者がコントロールしやすいのは、金額そのものよりも、こうした不満の「積み重ね」を減らすことです。

BtoB SaaS調査では、解約者と非解約者の差分が大きかったのは「伝え方」(通知方法+24.4pt、説明不足+23.8pt、タイミング+17.7pt)でした。BtoBでは「コミュニケーション不全」に差が集まりやすく、BtoCでは複数の不満要因の複合に差が出やすい──これが2つの調査から得られた構造的な違いです。


通知チャネルの影響──請求時に気づいた回答は少数だが高不満

値上げの「気づき方」によって、不満度と解約率に差が出ました。

気づき方n平均不満度高不満以上解約率
メール582.4343.1%8.6%
アプリ内通知452.4046.7%11.1%
公式SNS222.2731.8%27.3%
公式サイト252.1636.0%16.0%
SNS・ニュース242.2929.2%20.8%
請求時63.0066.7%33.3%

「請求時に初めて気づいた」ケースは不満度3.00、解約率33.3%と高めに出ています。サンプルが少ない(n=6)ため傾向としての紹介ですが、事前通知の失敗が不満・解約につながりやすい可能性を示しています。

一方、メールやアプリ内通知で事前に知ったケースでは解約率が8〜11%程度でした。値上げを「知らなかった」状態で請求が変わることは、金額の大小にかかわらず信頼低下につながりやすくなります。

気づき方の分布を見ると、最も多いのはメール(47.9%)、次いでアプリ内通知(37.2%)です。

気づき方割合
メール47.9%
サービス内のお知らせ・ポップアップ37.2%
サービスの公式サイト20.7%
SNS・ニュースで知った19.8%
サービスの公式SNS18.2%
請求書・決済画面で気づいた5.0%

注目すべきは、SNS・ニュース経由が19.8%と約5人に1人を占める点です。BtoBでは12.3%でした。BtoCサブスクの値上げは「ソーシャルな話題」になりやすく、公式の通知より先にSNSで知るケースも一定数あります。

📊

調査レポート全文のご案内

本記事では調査結果の一部をご紹介しています。年齢層別・世帯年収別のクロス集計、サービス別の不満度・解約率の詳細分析、BtoB SaaSとの完全比較表など、全データを収録したホワイトペーパー(無料)は以下のフォームよりご請求いただけます。

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カテゴリ別傾向──動画配信が7割、音楽配信は「不満でも離れない」

不満対象として挙げられたサービスをカテゴリ別に分類すると、動画配信が72%(87件)、音楽配信が17%(21件)でした。本調査の回答は動画配信に偏っているため、カテゴリ別の読み取りはこの前提つきで見る必要があります。

カテゴリごとの不満度と行動には、興味深い違いが見られます。

カテゴリn平均不満度解約率継続率
動画配信872.4411.5%69.0%
音楽配信212.624.8%66.7%
その他132.3815.4%46.2%

音楽配信は不満度が最も高い(2.62)にもかかわらず、解約率は最も低い(4.8%)。プレイリストやライブラリの蓄積がスイッチングコストとして機能し、「不満でも離れられない」状態につながっている可能性があります。自由回答にも、代替が効きにくいコンテンツへの言及がありました。

“

「高くなり、更新するか悩んだが契約しているコンテンツでしかみたいものが見れない。」

── スポーツ配信サービス利用者


BtoB SaaSとの構造比較──同じ「値上げ不満」でも反応が異なる

ここでは、先日のBtoB SaaS調査(n=65)と本調査(n=121)を比較し、ビジネスモデルの違いが不満構造にどう影響するかを整理します。

BtoB vs BtoC 不満構造の比較BtoB vs BtoC 不満構造の比較

不満理由の出方が違う

不満理由BtoBBtoC差分
値上げ幅が大きすぎた38.5%49.6%BtoCが+11pt
説明が不十分だった46.2%40.5%BtoBが+6pt
通知が遅すぎた / 突然だった29.2%12.4%BtoBが+17pt

BtoCでは「金額」が最多、BtoBでは「説明不足」と「タイミング」が高く出ています。BtoB利用者は「いくら上がったか」だけでなく、「なぜ上がるのか」「いつ知らされたか」というプロセスの透明性を重視している可能性があります。

解約ドライバーの違い──"How" vs "不満の積み重ね"

BtoB 解約ドライバー上位3つ

不満理由解約者 vs 非解約者の差分
通知の方法が不適切だった+24.4pt
説明が不十分だった+23.8pt
通知が遅すぎた+17.7pt

BtoC 解約ドライバー上位3つ

不満理由解約者 vs 非解約者の差分
代替プラン・移行措置がなかった+22.4pt
通知の方法が不適切だった+11.7pt
価値向上を感じなかった+11.6pt

BtoBの解約者では「コミュニケーション不全」──伝え方・説明不足・タイミング──の差分が大きく出ています。一方BtoCの解約者では、単一の決定打というよりも、通知の不備・価値実感の欠如・選択肢のなさといった複数の不満が重なる点に差が出ています。

BtoBでは"How"(どう伝えたか)、BtoCでは"不満の積み重ね"に差が出やすい──これが2つの調査から見えた構造的な違いです。

📊

BtoB SaaS調査の詳細はこちら

BtoB SaaS利用者65名を対象とした調査レポートの全文は、以下の記事で解説しています。組織向けサービスの価格改定を検討されている方は、あわせてご覧ください。

SaaS値上げ、解約の引き金は「金額」ではなく「伝え方」だった|65名不満調査レポート →


よくある質問(FAQ)

Q1. 「値上げの受け皿」とは具体的にどのような施策ですか?

大掛かりなプラン新設だけではありません。(1) 既存ユーザーへの据え置き期間、(2) 段階的な値上げ、(3) 年額プランの割引強化──といった施策は、システム改修なしでも検討できます。消費者に「全額受け入れるか、やめるか」の二者択一を迫らない設計が重要です。

Q2. BtoBとBtoCで同じサブスクサービスを提供している場合、どちらの知見を優先すべきですか?

利用者のペルソナに応じて使い分けてください。個人利用が中心なら本調査(BtoC)の知見を、組織利用が中心ならBtoB SaaS調査の知見を参照しやすいです。両方の利用者がいる場合は、組織向けには「伝え方の品質」、個人向けには「不満の積み重ね防止」(通知・価値アピール・受け皿)を分けて設計すると検討しやすくなります。

Q3. サンプル数121件で統計的に有意な結論は出せますか?

本調査は探索的な調査であり、厳密な統計的有意性の検定を主目的としていません。全体傾向(n=121)の把握には一定の手がかりになりますが、サブグループ分析(例:解約者n=13)については傾向としてお読みください。より精緻な分析が必要な場合は、サンプルを拡大した追加調査を検討してください。

Q4. 動画配信以外のサブスク(食品、フィットネスなど)にも同じ傾向が当てはまりますか?

本調査の回答は動画配信(72%)と音楽配信(17%)に集中しており、他カテゴリへの直接的な一般化は慎重に行う必要があります。ただし、「不満の積み重ねが継続判断を変える」という構造は、サブスクリプションモデル全般の仮説として参照できます。


まとめ──「不満の積み重ね」を防ぐ3つの施策

本調査では、不満を持ちながら継続した回答が多く見られました。しかし、不満が複合的に重なると行動が変わりやすくなります。事業者が取り組みやすいのは、不満の「積み重ね」を1つでも減らすことです。本調査のデータに基づき、実行しやすい順に3つの打ち手を整理します。

1. 事前通知が届く状態を作る【すぐできる】

「請求時に初めて気づいた」ケースでは不満度が3.00、解約率33.3%と高めに出ました。本調査では5.0%が事前通知なしに値上げを経験しています。

事前に知っていれば「やや不満」で済むものが、請求書で知ると「許容できない」に近づく──これは通知の仕組みで減らせる問題です。メール、アプリ内通知、公式SNSなど、複数チャネルで届けることが実務上の出発点になります。BtoCではSNS・ニュース経由の認知(19.8%)がBtoB(12.3%)より高く、公式発表より先にSNSで話題になるリスクもあります。通知はできる限り早く、複数の接点で届けてください。

2. 値上げと同時に「具体的な価値向上」をアピールする【効果が高い】

「価値向上を感じなかった」は解約者との差が+11.6ポイント。さらに、価値不満を持った利用者の4人に1人(26.5%)が解約を検討しており、金額不満の解約検討率(21.7%)を上回ります。金額不満(-3.8pt)とは対照的に、価値を感じるかどうかは解約判断に関わる可能性があります。

NG: 「サービス向上のため、料金を改定いたします」

OK: 「空間オーディオ対応・ロスレス音質の全曲解放に伴い、月額料金を改定いたします。既存の全プランで追加設定なしにご利用いただけます」

消費者は「何が良くなるのか」を具体的に知りたいのです。抽象的な文言ではなく、体験の変化を伝えてください。値上げの告知文に「具体的な改善点」を1つ加えるだけでも、不満の重なりを減らしやすくなります。

3. 値上げの「受け皿」を用意する【中長期で検討】

解約者と非解約者の差が最も大きかったのは「代替プラン・移行措置がなかった」(+22.4pt)でした。新プランの開発は簡単ではありませんが、大掛かりなプラン新設をしなくても打てる手はあります。

  • 据え置き期間の設定: 既存ユーザーには次回更新まで旧価格を適用する
  • 段階的な値上げ: 一度に上げるのではなく、複数回に分けて移行する
  • 年額プランの割引強化: 月額は値上げしつつ、年額契約なら実質据え置きに近い価格にする

いずれも「全額受け入れるか、やめるか」の二択を避け、消費者に「自分なりの折り合いのつけ方」を残すための施策です。すべてを一度に実施する必要はなく、自社の状況に合わせて1つずつ検討できます。


おわりに

BtoCサブスクの値上げにおいて、消費者は「高い」と声を上げます。しかし、本調査では、その声が必ずしも解約には結びついていません。66.1%が不満を抱えながらも継続しています。

この「不満でも続ける」傾向は事業者にとって参考になりますが、一般化には注意が必要です。事前通知が届かない、値上げの理由がわからない、安いプランもない──こうした不満が重なったとき、継続判断は変わりやすくなります。

BtoB SaaSでは「伝え方」に大きな差が出ました。BtoCでは、単一の要因よりも、小さな不満の積み重ねに注意が必要です。だからこそ、通知の徹底、価値の可視化、受け皿の用意──できることから1つずつ、不満の「重なり」を減らしていくことが重要です。

📊

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SaaS値上げ、解約の引き金は「金額」ではなく「伝え方」だった|65名不満調査レポート


参考リソース

  • BtoB SaaS価格改定の不満調査(65名) - 組織利用者の不満構造との比較

本記事はネクサフローのプライシングリサーチシリーズの一部です。

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