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ガイド・ノウハウ

Claude Cowork プラグイン・コネクタガイド — Google DriveやMicrosoft 365の見方を整理

9分で読める|2026/04/15|
ClaudeCoworkプラグインコネクタGoogle DriveMicrosoft 365

この記事の要約

Claude Coworkのプラグインとコネクタは固定一覧ではなく、catalogと組織設定で変わる。Google DriveやMicrosoft 365を例に、確認すべき点、設定導線、セキュリティ上の注意点を整理する。

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Claude Cowork の plugin / connector 周りは、変化の速い catalog をそのまま覚えるより、何が plugin で何が connector なのか、今の自分の環境で何を確認すべきかを押さえるほうが長持ちします。

この記事では、Anthropic の current help を前提に、Google Drive や Microsoft 365 のような代表例を使いながら、plugin marketplace、connector の追加導線、custom connector の前提、security 上の注意点を整理します。

TL;DR

  • Cowork の plugins は 有料プランの Cowork ユーザー向け の拡張で、skills / connectors / sub-agents をまとめた package
  • catalog は固定一覧ではない。現在の選択肢は Claude Desktop の Customize > Browse plugins と Customize > Connectors で確認するのが確実
  • connectors は Anthropic の cloud 経由で外部 service に届く。custom connector は Anthropic の IP から到達できる公開 server が必要
  • plugin に含まれる local MCP は PC 上で通常 app と同等の権限で動く。verified source だけを入れる

プラグインとコネクタは何が違う?

まず区別すべきなのは、connector は接続面、plugin は role ごとの束だという点です。

観点コネクタプラグイン
役割外部 service と Claude をつなぐ接続面skills / connectors / sub-agents をまとめた package
追加する場所Customize > ConnectorsCustomize > Browse plugins
何が増えるか特定 service への到達手段role に合わせた instructions と connector 組み合わせ
保存場所接続状態は app / account 側で管理自分で追加した plugin は local に保存される
組織配布Team / Enterprise では org 単位の enablement が絡む場合があるTeam / Enterprise owner が marketplace で配布・必須化・非表示化できる
security の見どころ外部 service へ何が届くかlocal MCP を含むか、誰が配布したか
誤解しやすいポイントCowork は local app だから network を通らない は誤りplugin = ただの prompt template ではない。connector や local MCP を含み得る

Anthropic の help は、Cowork plugins を 「growing library」 と説明しています。つまり、plugin 名や含まれる connector は固定の一覧として覚えるより、今その環境で見えている catalog を都度確認する読み方が安全です。

Claude Coworkコネクタ・プラグインエコシステムの全体像Claude Coworkコネクタ・プラグインエコシステムの全体像

catalog をどう読むべきか

旧い記事で起きがちなのは、対応コネクタ一覧 や サービスごとの plugin 数 を固定表として置いてしまうことです。現在の plugin help は、Google Drive、Gmail、Slack、DocuSign などを例示しつつ、catalog 自体は増減しうる前提で案内しています。

そのため、実務では次の順番で見るのが現実的です。

  1. まず plugin と connector を分けて確認する
  2. 今の catalog に何が出ているか Desktop で見る
  3. その service で読み取り中心か、下書きや作成まで含むかを card 単位で確認する
  4. 組織利用なら admin 側の enablement / marketplace policy を確認する

固定の vendor 数より、次の観点で整理すると判断しやすくなります。

目的代表例先に確認すること
文書・ナレッジを引くGoogle Drive、Notion、Microsoft 365どの workspace / account 範囲が見えるか
会話・連絡を整理するGmail、Slack検索だけか、draft / approval まであるか
handoff や issue を追うGitHub、Jira、Linearread-heavy か、create / update を含むか
role ごとの初期設定を揃えるSales / HR / Engineering / Design などの plugin category含まれる skill と connector、local MCP の有無

Google Drive は「単体 connector」より「workflow の接続面」として見る

Google Drive 自体は代表的な connector 例ですが、Cowork では Drive だけ を見るより、Gmail や Calendar と組み合わせる workflow として考えるほうが使いどころが明確になります。

典型的な使い方

  • Drive 上の資料を探して要約する
  • 会議前に Drive の下準備資料を探し、Gmail や Calendar の情報と突き合わせる
  • レポートの元データを読み、Claude 側で下書きや整理案を作る

setup の流れ

  1. Claude Desktop の Cowork で Customize > Connectors を開く
  2. 接続したい service を選ぶ
  3. OAuth 画面で sign-in し、scope を確認する
  4. 接続後、Cowork task から対象 service を前提に依頼する

prompt 例

Google Drive の「Q2 Review」関連資料を探して要点をまとめてください。
必要なら Gmail の該当スレッドも参照して、来週の打ち合わせ向けの論点メモを作ってください。

ここで重要なのは、見える範囲は接続した account / service 側の権限に依存するという点です。Drive とつないだ = すべて見える ではありません。まずは、自分が普段使う folder / shared workspace を対象に small start するのが安全です。


Microsoft 365 は connector と Office add-in を分けて考える

Microsoft 365 まわりは特に混同が起きやすい部分です。repo 内の current Cowork guide でも、Microsoft 365 connector と Claude for Excel / PowerPoint の add-in は別物として整理されています。

surface主な役割読み方
Microsoft 365 connectorOutlook、OneDrive、SharePoint、Teams 系の情報を横断して探すsearch / summarize 寄りの read-heavy surface と見ておく
Claude for Excel / PowerPoint各 Office app の中で編集支援や生成を行うCowork connector と同じものだと思わない
plugin / marketplace 側の配布role ごとの workflow に合わせて connector や skill をまとめるM365 がある = すべての app で同じ操作ができる と考えない

つまり、Microsoft 365 がつながる という表現だけでは粒度が粗すぎます。実務では次を確認してください。

  1. Cowork の connector でやりたいのか
  2. Excel / PowerPoint 側の add-in 体験を指しているのか
  3. 組織の admin enablement や tenant policy が必要か

この切り分けをしておくと、メール送信までできると思っていた Excel 編集まで含むと思っていた という誤解を減らせます。


その他の代表例は「数」ではなく「責務」で見る

catalog の数や plugin 本数は drift しやすいため、代表例も workflow ごとの責務 で読むほうが安全です。

Notion

  • 社内 wiki や spec を引いて要約する
  • database 的に管理している情報を task の文脈へ持ち込む
  • page 作成や更新を使う場合は、current card で write 権限を確認する

Slack

  • channel / thread の流れを追う
  • draft や approval を伴う workflow に向く場合がある
  • 送信まで完全自動 と決めつけず、approval step の有無を connector card で確認する

GitHub / Jira / Linear

  • issue、PR、ticket、handoff 情報を Cowork task に取り込む
  • 開発依頼の status 整理や、non-engineering team との橋渡しに向く
  • create / update を伴う運用は、workspace policy と connector 権限を合わせて確認する

要するに、catalog の breadth を競うより、今の業務で必要な source of truth に届くかを先に見たほうが失敗しません。


plugin marketplace は「個人追加」と「組織配布」を分けて理解する

plugin help では、install の基本導線が明確です。

  1. Cowork を開く
  2. 左 sidebar の Customize を開く
  3. Browse plugins で catalog を見る
  4. Install する

自分で追加した plugin は local に保存 されます。一方で、Team / Enterprise では owner が marketplace を管理できます。

組織配布で見るべき4つの状態

状態意味
Installed by default自動で入るが、member 側で外せる
Available for installcatalog に見える。member が自分で入れる
Not availablecatalog から隠す。member は見えない
Required自動で入り、member は外せない

Enterprise では group override も使えます。ただし group が複数重なる場合は most permissive が適用されます。hard block が必要なら、group override ではなく org-wide で Not available を使う設計が安全です。

plugin を入れる前に見るべき点

  • どの skill が増えるか
  • どの connector を前提にしているか
  • local MCP を含むか
  • 個人 local plugin なのか、組織管理 plugin なのか

custom connector と local MCP は別経路

ここも混同が多い部分です。Cowork では remote custom connector と plugin に入った local MCP が別経路です。

項目remote custom connectorplugin / desktop extension の local MCP
どこから届くかAnthropic の cloud から外部 service へあなたの PC 上で直接動く
必要な前提Anthropic の IP から到達できる 公開 serverplugin を local に install できること
private network だけで運用そのままでは不可local 実行なので構成次第で可能
主な確認ポイントnetwork reachability、auth scope、公開 endpoint の管理配布元、要求権限、PC 上で何が動くか

remote custom connector は、社内 LAN にだけ置いた MCP server をそのままつなぐ方式ではありません。public reachability を前提に設計する必要があります。

逆に local MCP は便利ですが、公式 help が明記している通り 「通常 app と同じ権限」 で動きます。そこを軽く見ないことが重要です。


security で見るべきポイント

plugins / connectors 周りで押さえるべき論点は、何が local で、何が cloud 経由か を分けて考えることです。

1. Cowork は local app だが、connector は外部経路を持つ

connector は Anthropic の cloud 経由で外部 service へ届きます。したがって、Desktop app だから全部 PC 内で完結する とは言えません。

2. local MCP は trusted source 前提

plugin に local MCP が含まれていれば、その code はあなたの PC で動きます。install 前に、少なくとも次を見てください。

  • 誰が配布したか
  • 何の service に届くか
  • どんな file / process 権限を求めるか

3. regulated workload には向かない

repo 内の current Cowork docs でも整理されている通り、Cowork activity は Audit Logs / Compliance API / Data Exports に載りません。regulated workload や厳格な audit 要件がある業務では、この制約込みで判断する必要があります。

4. 使っていない接続は外す

最初に何でもつなぐより、今の task に必要な connector だけを残す運用のほうが安全です。不要になった connector は Disconnect しておくと、exposure を減らせます。


FAQ

Q1. plugin や connector に追加料金はかかりますか?

Anthropic の current help は、plugins を 有料プランの Cowork ユーザー向け 機能として案内しています。別途の plugin fee を前提に読むより、Cowork の契約 と 接続先 service 側の契約 を分けて考えるのが実務的です。

Q2. 個人利用でも plugin は使えますか?

paid plans の Cowork で使えます。組織管理 marketplace の配布制御は Team / Enterprise の owner 向けですが、個人で install した plugin は local に保存されます。

Q3. 自社の internal system も接続できますか?

方法はありますが、経路を分けて考える必要があります。remote custom connector なら Anthropic の IP から届く公開 endpoint が必要です。local MCP なら plugin 配布と端末権限の管理が論点になります。

Q4. 組織で plugin を禁止したい場合はどうしますか?

Enterprise の group override は most-permissive 解決なので、hard block には向きません。組織全体で止めたい場合は、org-wide の Not available を使う設計が安全です。

Q5. catalog の正しい一覧はどこで確認すればよいですか?

記事内の固定表より、Claude Desktop の Customize > Browse plugins と Customize > Connectors を見るのが確実です。current catalog は継続的に変わり得ます。


まとめ

Claude Cowork の plugins / connectors は、何社対応しているか を覚えるより、role ごとの plugin と service ごとの connector を分けて理解することが重要です。

特に押さえるべきポイントは3つです。

  1. catalog は固定ではないので、Desktop 上の current catalog を確認する
  2. Microsoft 365 のような広い surface は connector と add-in を分けて考える
  3. remote connector と local MCP の security model は別なので、信頼境界を混ぜない

Google Drive や Slack から small start し、必要に応じて plugin marketplace や custom connector へ広げていくと、過剰権限を避けつつ Cowork の拡張性を活かしやすくなります。


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この記事の著者

中村 知良

中村 知良

代表取締役

早稲田大学卒業後、ソフトバンク株式会社にてAI活用やCEO直下案件のプロジェクトマネージャーに従事。その後、不動産スタートアップPit in株式会社の創業、他スタートアップでの業務改善・データ活用を経験後、2023年10月、株式会社ネクサフローを創業し代表取締役CEO就任。

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