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ホーム/スタートアップ分析/a16z Growth Alex Immerman:220億ドルファンドが見るWaymo・ElevenLabs・Kalshiの未来

a16z Growth Alex Immerman:220億ドルファンドが見るWaymo・ElevenLabs・Kalshiの未来

9分で読める|2026/03/23|
a16zVCWaymoElevenLabsKalshiAI投資

この記事の要約

a16z GrowthのAlex Immermanが語った220億ドルファンドの投資哲学。Waymo(全走行距離の1%未満→10倍成長)、ElevenLabs(ARR3.3億ドル)、Kalshi(4年間殴られ続けた規制先行)、Flock Safety(1日2800件の犯罪解決)。Cadillac哲学とAct 2投資判断まで。

目次

  • この記事でわかること
  • 基本情報
  • プライベート市場が新たな高成長パブリック市場になった
  • Flock Safety:1日2800件の犯罪を解決するAI
  • Waymo:ライドシェアは全走行距離の「1%未満」
  • 運営の2モデル
  • ElevenLabs:批判がモチベーションになる時
  • Kalshi:4年間殴られ続けて勝った規制先行
  • フィンテック三社の棲み分けとStablecoin
  • Coinbase:「無視→嘲笑→戦闘→勝利」
  • Revolut:2026年3月に英国銀行ライセンス取得
  • Stablecoinの段階的普及シナリオ
  • a16zの投資哲学:Cadillac・Act 2・グロスマージン
  • 「1位はキャデラック、3位は解雇」
  • 「Act 2」が最も重要な問い
  • グロスマージン:理由による
  • 出口サイズの変遷
  • a16zのマーケティングマシン
  • 世界初のトリリオネアは誰か
  • よくある質問(FAQ)
  • Q1. a16z Growthとは?
  • Q2. Flock Safetyとは?
  • Q3. 「Act 2」投資判断とは?
  • Q4. Kalshiはギャンブルではない?
  • Q5. ElevenLabsの競争優位は?
  • Q6. Waymoの安全性は?
  • まとめ
  • 主要ポイント
  • 次のステップ
  • 関連記事
  • 参考動画

次に読む

a16z(エーシックスティーンゼット)とは?読み方・投資先・特徴を解説【2026年版】

a16z(エーシックスティーンゼット)とは?読み方・投資先・特徴を解説【2026年版】

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この記事は Inside a16z Growth: Waymo, Stripe, ElevenLabs, Revolut, Coinbase, Kalshi の内容を基に作成しています。

上場ソフトウェア・インターネット・フィンテック企業で、来年30%超の成長が見込める企業は何社あるか。

“

"There are fewer than five companies growing north of 30% this year."

「今年30%超で成長しているパブリック企業は5社未満だ」

a16z Growthのゼネラルパートナー、Alex Immermanがポッドキャスト「Sourcery」で発した言葉だ。高成長の重心はパブリック市場からプライベート市場に完全に移行した。OpenAIとAnthropicの2社だけで、マグ7を除くパブリッククラウド全体の半分に相当する収益を昨年追加した。

この対談でImmermanは、AUM 220億ドル(約3.3兆円)のGrowthファンドから投資するWaymo、ElevenLabs、Kalshi、Flock Safety、Coinbase、Revolut等のポートフォリオを詳細に解説した。単なる企業紹介ではない。「物理AI」「音声プラットフォーム」「規制先行アプローチ」「犯罪解決AI」という4つの投資テーゼが、それぞれの企業を通じて浮かび上がる。

本記事の表記について

  • 金額の日本円換算は1ドル=150円で計算しています
  • 下線付きの用語にカーソルを合わせると解説が表示されます
  • a16z(Andreessen Horowitz)はシリコンバレーの著名VC。Growth部門はPMF実証済み企業のレイターステージ投資を専門とする
  • SourceryはMolly O'Sheaが運営するVC・スタートアップ専門ポッドキャスト

この記事でわかること

  1. Waymo「1%未満」の衝撃: ライドシェアは全走行距離の1%未満。価格低下で市場が10倍になる理由
  2. Flock Safety「1日2800件」: 米国報告犯罪の15%をAIが解決している事実
  3. Kalshi「4年間殴られた」: 規制先行アプローチが生んだ非対称優位
  4. 「Act 2」投資判断: a16zがグロース投資で最も重視する問い

基本情報

項目内容
ポッドキャストSourcery with Molly O'Shea
ゲストAlex Immerman(a16z Growth ゼネラルパートナー)
カテゴリVC投資哲学・ポートフォリオ分析
難易度中級
Alex Immermanの経歴
学歴ウォートン(首席卒業)、ハーバードMBA(優等)
前職Allen & Co.→ Facebook CFOチーフ・オブ・スタッフ → Gainsight CEOチーフ・オブ・スタッフ → General Atlantic
a16zGrowth投資チーム7年、2025年にGP昇格
主要投資先Waymo、Kalshi、ElevenLabs、Coinbase、Robinhood、Stripe、Revolut等
a16z Growth基本データ
AUM220億ドル超(約3.3兆円)
最新ファンドGrowth Fund V(67.5億ドル)
米国VCドルシェア18%
a16z Growthの投資エコシステムa16z Growthの投資エコシステム

プライベート市場が新たな高成長パブリック市場になった

a16zは2026年1月に「State of Markets」レポートを発表した。

指標数値
時価総額$1B超のプライベートユニコーン総価値約5.5兆ドル
ユニコーン数約1,300社
来年30%超成長が見込めるパブリック企業5社未満
AI成長のうちプライベート市場に集中55%

a16zは昨年、30%成長の企業には投資しなかった。それ以上の成長率の企業がプライベート市場に十分あるからだ。

a16z Growthポートフォリオ俯瞰(4)a16z Growthポートフォリオ俯瞰(4)

Flock Safety:1日2800件の犯罪を解決するAI

Immermanが「最も過小評価されている米国企業」と呼んだのがFlock Safetyだ。

2025年12月、ルイジ・マンジオーネ事件でFlock Safetyの技術が容疑者逮捕に貢献し注目を集めた。だがImmermanはこう言い切った──「それはFlockにとって普通の一日だ」。

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"Flock solves over 2,800 cases every day. That's 15% of reported crime in America... 50% of murders are unsolved in America."

「Flockは毎日2,800件以上の事件を解決している。米国の報告犯罪の15%だ。殺人事件の50%は未解決のままだ」

創業者のGarrett Langleyを「national hero」と呼ぶImmermanの感情の込め方は、この対談で最も熱を帯びた瞬間だった。


Waymo:ライドシェアは全走行距離の「1%未満」

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"Ride hailing is less than 1% of vehicle miles in the US... the ride share market is going to grow by at least an order of magnitude."

「ライドヘイリングは米国の全車両走行距離の1%未満。ライドシェア市場は少なくとも一桁以上拡大する」

鍵は価格弾力性。人間ドライバーの人件費がなくなれば、Waymo<自分で運転するコストになる。その瞬間、「乗るか運転するか」の意思決定自体が変わる。

Waymo最新データ(2026年2月)
稼働都市フェニックス、SF、LA、アトランタ、オースティン、マイアミ
週間ライド数45万回超(前年比+157%)
累計自律走行距離2億マイル突破
バリュエーション1,260億ドル(160億ドル調達)
安全性重傷事故を91%削減(人間比)
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"It's the best manifestation of physical AI today."

運営の2モデル

  • 自社運営(SF、LA):体験の完全コントロール
  • アウトソース(フェニックス等):Uber/Moveが車両管理。マージン改善の可能性
Waymoの議論シーン(10)Waymoの議論シーン(10)

ElevenLabs:批判がモチベーションになる時

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"Audio is a platform and the main way in the future that humans may interact with computers."

「音声はプラットフォームであり、将来の主要なヒューマン・コンピュータ・インターフェースだ」

ElevenLabs最新データ
ARR3.3億ドル($1億→20か月、$2億→10か月、$3.3億→5か月で加速)
最新調達Sequoia主導5億ドル、評価額110億ドル
エンタープライズFortune500の41%が利用

「音声モデルはコモディティ化する」という批判が、CEO Maddyのchip on the shoulderになった。

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"That chip on the shoulder, the critics, maybe motivate someone like him to just keep moving faster and build more defensibility."

ImmermanはOpenAI(最良LLM)、Midjourney(最良画像モデル)との比較で「市場リーダーの起点は常に最良のモデルだ」と確認した。


Kalshi:4年間殴られ続けて勝った規制先行

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"They were getting punched in the face for four years and told no... A regulatory first approach builds trust with consumers, regulators, partners."

「4年間殴られ続け、ノーと言われ続けた。規制先行アプローチが全員からの信頼を生む」

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"You can't get those types of relationships unless you play by the rules."

「ルールに従わない限り、ああいうパートナーシップは手に入らない」

結果:Robinhood、Coinbase、CNN、CNBCとパートナーシップ。週次取引高10億ドル超(前年比10倍)。2024年大統領選で世論調査より高い精度を記録。

Kalshiの議論シーン(23)Kalshiの議論シーン(23)

フィンテック三社の棲み分けとStablecoin

Coinbase:「無視→嘲笑→戦闘→勝利」

2025年通期売上高72億ドル。サブスクリプション収益は前年比+23%。

Revolut:2026年3月に英国銀行ライセンス取得

評価額750億ドル。NuBank(純利息収入中心)に対し、Revolutはトランザクション手数料中心で差別化。

Stablecoinの段階的普及シナリオ

  1. B2Bトレジャリー → 企業の資金管理
  2. 国際送金 → コルレス銀行の迂回
  3. ワーカーへの給与払い → 新興国向け
  4. 消費者のストアクレジット → 日常決済

a16zの投資哲学:Cadillac・Act 2・グロスマージン

「1位はキャデラック、3位は解雇」

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"First place gets a Cadillac. Second place gets a set of steak knives. Third place, you're fired."

市場のNo.1にだけ投資する。2位以下にNo.1と同じバリュエーションを払う気はない。

「Act 2」が最も重要な問い

コア事業で3倍は取れるが市場規模に限界が見えたとき、第二の成長エンジンを信じられるか。

好例がElise AI(不動産管理AI)。リーシングアシスタントから始まり、メンテナンス・債権回収・修繕リクエストに展開。アタッチメント率60%の製品が2つ、40%が2つ。

グロスマージン:理由による

LLMコストが原因で粗利が低い場合と、構造的に付加価値がない「ラッパー」で粗利が低い場合は全く異なる。前者はモデルコスト低下で改善される。

出口サイズの変遷

時期Top 1%のVC出口
2009年15億ドル
現在100億ドル
8〜10年後400億ドル

a16zのマーケティングマシン

a16zはポートフォリオを持つ前にブランドを作った。Marc Andreessenのブログ、ポッドキャスト、カンファレンス。結果として早期創業者のローンチをほぼ確実にバイラル化できるプラットフォームを構築した。


世界初のトリリオネアは誰か

対談の締めに、KalshiでImmermanが予測した。

  • Elon Musk: 90%超。SpaceX + Tesla + xAI
  • ダークホース: Larry Page。Alphabet経由でOpenAI、Anthropic、SpaceXに間接投資

よくある質問(FAQ)

Q1. a16z Growthとは?

a16zのレイターステージ投資専門部門。PMF実証済み・GTM拡大フェーズの市場リーダーに投資。AUM 220億ドル超。最新ファンド67.5億ドル。米国VCドルの18%を調達。

Q2. Flock Safetyとは?

AI×ナンバープレート認識で犯罪解決を支援。1日2,800件以上、米国報告犯罪の15%に貢献。殺人事件の50%が未解決という課題に取り組む。

Q3. 「Act 2」投資判断とは?

コア事業の成長限界が見えた時、第二の成長エンジンを信じられるか。Elise AIが好例(4製品展開、アタッチメント率40-60%)。

Q4. Kalshiはギャンブルではない?

CFTC規制下の合法的予測市場。4年の法廷闘争を経て勝訴。Robinhood、Coinbase、CNN等とパートナーシップ。スポーツベッティングとは構造が異なる。

Q5. ElevenLabsの競争優位は?

「最良の音声モデル」が起点。ARR $3.3億ドル、Fortune500の41%利用。批判がCEOの加速装置になった。

Q6. Waymoの安全性は?

人間比で重傷事故91%削減。累計自律走行2億マイル。週45万回超のライド。ただしライドシェアは全走行距離の1%未満であり、市場はまだ始まったばかり。


まとめ

主要ポイント

  1. 高成長の重心はプライベート市場に完全移行: パブリックで30%超成長は5社未満。AI成長の55%がプライベートに集中
  2. 4つの投資テーゼが浮上: 物理AI(Waymo)、音声プラットフォーム(ElevenLabs)、規制先行(Kalshi)、犯罪解決AI(Flock Safety)
  3. a16zの投資基準は3つ: 市場No.1(Cadillac)、Act 2の存在、構造的なグロスマージン改善余地

次のステップ

  • 自社サービスに「Act 2」があるか問い直す
  • 規制先行アプローチが「コスト」ではなく「非対称優位」になるケースを自業界で探す
  • Waymoの「1%→10倍」論法で、自社市場の現在の浸透率から将来規模を再計算する

関連記事

➡️

a16zのVC概論と投資哲学


参考動画

この記事は以下の動画を参考に作成しました:

  • Inside a16z Growth: Waymo, Stripe, ElevenLabs, Revolut, Coinbase, Kalshi - Sourcery with Molly O'Shea

本記事はネクサフローのAI研究シリーズの一部です。

この記事の著者

中村 知良

中村 知良

代表取締役

早稲田大学卒業後、ソフトバンク株式会社にてAI活用やCEO直下案件のプロジェクトマネージャーに従事。その後、不動産スタートアップPit in株式会社の創業、他スタートアップでの業務改善・データ活用を経験後、2023年10月、株式会社ネクサフローを創業し代表取締役CEO就任。

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