Nexaflow
サービス導入事例ブログ勉強会会社情報
資料請求お問い合わせ

Nexaflow

社会を支える人々と伴に、
未来の希望を創る

サービス

  • プライシング戦略支援
  • Nexalog
  • AIトランスフォーメーション

会社情報

  • 会社概要
  • ミッション
  • メンバー

リソース

  • ブログ
  • 導入事例
  • お知らせ
  • 資料ダウンロード

© 2026 Nexaflow Inc. All rights reserved.

利用規約プライバシーポリシー

ブログ

AI、データ活用、業務改善に関する最新情報やNexaflowの取り組みをお届けします

ホーム/トレンドまとめ/【2026年版】Databricks vs Snowflake徹底比較|データ分析基盤の選び方
【2026年版】Databricks vs Snowflake徹底比較|データ分析基盤の選び方

【2026年版】Databricks vs Snowflake徹底比較|データ分析基盤の選び方

57分で読める|2026/02/05|
データ分析DatabricksSnowflakeデータプラットフォーム比較

AIサマリー

Databricks(評価額9.3兆円)とSnowflake(時価総額10兆円)を徹底比較。Fivetran、dbt Labs、Monte Carloを含む主要5社の機能・料金・ユースケースを解説。38%の企業が両方使う理由とは?データ基盤選定の決定版ガイド。

1978年、イラン革命の最中に生まれた少年がいました。5歳のとき、家族は24時間以内に国外退去を命じられました。彼らはスウェーデンに逃れました。

その少年は成長し、あることに気づきます。「収益ゼロで数十億ドルの価値がある企業、それは明らかにバブルだ。狂気としか言いようがない」

この発言をしたのは、$134B(約20.1兆円)企業のCEOです。彼の名はAli Ghodsi。会社の名はDatabricks。

一方、フランスではスキー好きの3人が会社を作りました。社名は「雪の結晶」にちなんでSnowflake。2020年、ソフトウェア史上最大のIPOを達成。Warren Buffettも$2.5B(約3,750億円)を投資しました。

ウィスコンシン州では、1922年から4世代にわたって毎夏バケーションを共にする家族から、幼馴染のコンビが生まれました。1人は神経科学者、もう1人はアーティスト。彼らが作ったFivetranは今、評価額$5.6B(約8,400億円)です。

そして「シリコンバレーの神話とは逆だ」と主張するフィラデルフィアの男は、コンサルティング会社として始めた事業を、週80,000チームが使う業界標準に育てました。

AIデータ・アナリティクス市場は約30兆円規模に達しています。本記事では、この革命を牽引する5社の「人間ドラマ」と「技術革新」を深掘りします。

本記事の表記について

  • 金額の日本円換算は1ドル=150円で計算しています
  • 下線付きの用語にカーソルを合わせると解説が表示されます

Databricks vs Snowflake徹底比較【2026年最新】

データ基盤を選定する際、多くの企業が「DatabricksとSnowflake、どちらを選ぶべきか」で悩みます。結論から言うと、38%の企業が両方を併用しています。それぞれの強みを理解し、用途に応じて使い分けるのが現実的な選択です。

技術アーキテクチャの違い

観点Databricks(Lakehouse)Snowflake(Data Cloud)
アーキテクチャデータレイクハウス(レイク+DWH統合)ストレージ・コンピュート分離型DWH
基盤技術Apache Spark、Delta Lake独自エンジン(クラウドネイティブ)
データ形式オープンフォーマット(Parquet、Delta)独自フォーマット(内部最適化)
AI/ML対応ネイティブ統合(MLflow、Agent Bricks)Cortex AI(LLM統合)
リアルタイム処理Spark Structured Streaming限定的(マイクロバッチ中心)
ガバナンスUnity Catalog(オープン)独自ガバナンス機能

料金体系の違い

項目DatabricksSnowflake
課金単位DBU(Databricks Unit)クレジット
ストレージクラウドストレージ直接課金(S3/GCS/ADLS)Snowflake経由で課金
最小コスト約$0.07/DBU〜(従量課金)約$2/クレジット〜
コスト最適化Photonエンジンで高速化自動サスペンド、リソースモニター
無料枠Community Edition(限定機能)30日間トライアル

コスト比較の目安: 同等のワークロードで、Databricksは大規模データ処理で、Snowflakeは標準的なDWHクエリでコスト効率が良い傾向があります。

向いているユースケース

Databricksが向いているケース:

  • 機械学習・AIモデル開発が中心
  • 非構造化データ(画像、動画、テキスト)の処理
  • リアルタイムストリーミング処理
  • データサイエンスチームが主導

Snowflakeが向いているケース:

  • SQLベースのBI・レポーティングが中心
  • マルチクラウドでのデータ共有
  • Data Marketplaceでの外部データ活用
  • アナリスト・ビジネスユーザーが主導

どちらを選ぶべきか?決定チャート

あなたの組織に最適なデータ基盤を選ぶための判断基準です。

AI/ML開発が最優先 → Databricks

  • 機械学習パイプラインを構築したい
  • LLMファインチューニングやRAGを実装したい
  • データサイエンティストがPython/Scalaで作業する

SQLアナリティクスが最優先 → Snowflake

  • BIツール(Tableau、Looker等)との連携が重要
  • アナリストがSQLで自己分析できる環境が必要
  • データ共有・マーケットプレイス機能を活用したい

両方の要件がある → 両方使う(実際に38%の企業が採用)

  • DatabricksでAI/MLワークロードを処理
  • SnowflakeでBI・レポーティング環境を構築
  • Unity CatalogとData Sharing機能で連携

38%が両方使う理由: 2024年のModern Data Stack調査によると、大企業の38%がDatabricksとSnowflakeを併用しています。これは「どちらが優れているか」ではなく「それぞれの強みを活かす」アプローチが主流になっていることを示しています。


この記事でわかること

  1. Databricks: 5歳でイランを脱出した少年が作った$134B企業。「AIバブル」を批判しながらフリーキャッシュフロー黒字化を達成した経営哲学
  2. Snowflake: スキー好きの3人が「雪の結晶」から名付けた会社。ソフトウェア史上最大のIPO、Warren Buffett $2.5B投資の裏側
  3. Monte Carlo: イスラエル空軍出身の女性CEOが「データダウンタイム」という言葉を創った。AIエージェント時代の「Agent Observability」
  4. Fivetran: 1922年から4世代続く家族ぐるみの付き合いから生まれた幼馴染コンビ。神経科学者×アーティストの異色創業
  5. dbt Labs: 「シリコンバレーの神話とは逆」を貫いたフィラデルフィアの男。週80,000チームが使う業界標準を作るまで

基本情報

項目内容
トピックAIデータ・アナリティクス
カテゴリ企業分析
難易度中級
対象読者データエンジニア、データサイエンティスト、CTO、投資家
AI Data & Analytics全体像AI Data & Analytics全体像

AIデータ・アナリティクス革命:約30兆円市場の全貌

AIデータ・アナリティクスとは、AIを活用してデータの収集・統合・変換・分析を効率化する技術です。データレイクハウスからデータオブザーバビリティまで、幅広い機能を含みます。

市場規模: 2026年現在、主要5社だけで合計評価額・時価総額は約30兆円($200B)以上。Databricksは2024年最大のベンチャー投資15億円($10B)を実施しました。DatabricksとFivetranの合計評価額は約21兆円($140B)を超えています。

5つの主要カテゴリ

AIデータ・アナリティクス市場は、データライフサイクルによって5つに分類できます。

AI Data & Analytics 5社概要AI Data & Analytics 5社概要
カテゴリ概要代表企業
データ基盤クラウドDWH/レイクハウスDatabricks
データクラウドマルチクラウドデータプラットフォームSnowflake
データオブザーバビリティデータ品質監視・異常検出Monte Carlo
データ統合ELT/データパイプラインFivetran
データ変換SQLベースのデータ変換dbt Labs

Databricks:レイクハウスの王者

プロダクト

Data Intelligence Platform - データレイクとデータウェアハウスを統合したレイクハウスアーキテクチャ

誰が、何に困っていたか

企業内のデータがサイロ化していました。40年間にわたり異なるベンダーのソフトウェアを積み重ねた結果、データへのアクセスが困難になったのです。データエンジニアリング、分析、機械学習が別々のツールで運用され、非効率でした。

今までの解決策

  • Hadoopエコシステム(複雑、管理コスト高)
  • 従来のデータウェアハウス(スケーラビリティ限界)
  • 複数のポイントソリューションの併用

Databricksなら

Apache Sparkを基盤とした統合プラットフォームです。データエンジニアリング、AI/ML、アナリティクスを単一環境で提供します。Unity Catalogによるデータガバナンスを実現。OpenAI、Anthropic、Googleとの戦略的パートナーシップも強みです。

主要機能

  • Lakehouse Architecture: データレイクの柔軟性とDWH(データウェアハウス)の性能を統合
  • Unity Catalog: 業界唯一の統合オープンガバナンス
  • Delta Lake: ACID(原子性・一貫性・独立性・耐久性)トランザクション対応のオープンストレージ
  • Agent Bricks: AIエージェント開発プラットフォーム
  • MLflow: 機械学習ライフサイクル管理

実際の導入効果

  • Mahindra & Mahindra: 日常業務時間を70%削減
  • Minecraft: 処理時間を66%短縮
  • Fortune 500の60%以上が導入

創業者

名前役職経歴
Ali GhodsiCEOイラン生まれ、スウェーデン育ち。KTH王立工科大学博士。UC Berkeley客員教授
Ion Stoica会長ルーマニア出身。カーネギーメロン大学博士。UC Berkeley教授。Conviva共同創業者
Matei ZahariaCTOルーマニア系カナダ人。UC Berkeley博士。Apache Spark創始者。MIT/Stanford教員

7人の創業者全員がUC BerkeleyのAMPLab出身です。2009年にMatei ZahariaがApache Sparkを開発しました。2013年にDatabricksを設立。Apache Spark、Delta Lake、MLflowなど主要オープンソースプロジェクトの創始者集団です。

"収益ゼロで数十億ドルの価値がある企業、それは明らかにバブルだ。狂気としか言いようがない。"

— Ali Ghodsi, CEO

資金調達

ラウンド時期金額主要投資家評価額
Series J2024年12月$10B(約1.5兆円)Thrive Capital, a16z$62B(約9.3兆円)
Series K2025年8月$1B(約1,500億円)a16z, Insight Partners$100B+(約15兆円超)
Series L2025年12月$4B(約6,000億円)Insight Partners, Fidelity$134B(約20.1兆円)

総調達額: $19.3B(約2.9兆円) 現在の評価額: $134B(約20.1兆円)(2024年最大のベンチャー投資)

※日本円換算は1ドル=150円で計算

注目の指標

  • ARR(年間経常収益): $48B(約7.2兆円)(2025年Q3)
  • 成長率: 55%以上(Snowflakeの約2倍)
  • 顧客数: 15,000社以上
  • 特筆: 12ヶ月でフリーキャッシュフローがプラス転換

イラン革命で5歳で国外退去。「バブル」を批判するCEOの本音

1978年、イラン革命の最中に生まれたAli Ghodsi。5歳の時、家族は24時間以内に国外退去を命じられました。彼らはスウェーデンに逃れたのです。

「収益ゼロで数十億ドルの価値がある企業、それは明らかにバブルだ」——彼はFortune Brainstorm AIでAI投資バブルを痛烈に批判しました。

しかしDatabricksは違います。ARR 7.2兆円($48B)、成長率55%以上、フリーキャッシュフロー黒字化を達成。「我々のような速度で成長している限り、その成長率はいずれ市場で起きているマルチプル圧縮を突破する」と彼は語ります。

2025年12月、Databricksは約6,000億円($4B)のSeries Lを調達しました。評価額は約20.1兆円($134B)に達成。2026年中のIPOも視野に入っています。

📖

詳しく知りたい方へ: Databricks徹底解説:イラン革命からAIバブル批判まで、$134B企業の全貌【2026年最新】


Snowflake:データクラウドの巨人

プロダクト

AI Data Cloud - ストレージとコンピュートを分離したクラウドネイティブデータプラットフォーム

誰が、何に困っていたか

従来のデータウェアハウスはスケーラビリティに問題がありました。複雑な管理とメンテナンスが必要だったのです。増加するデータ量への対応が困難で、構造化・非構造化データの統合分析ができませんでした。

今までの解決策

  • オンプレミスDWH(スケーラビリティ限界)
  • Hadoopクラスター(管理が複雑)
  • 従来のクラウドDWH(性能問題)

Snowflakeなら

ストレージとコンピュートを分離した革新的アーキテクチャです。マルチクラウド(AWS、Azure、GCP)に対応。自動スケーリングも実現しています。Cortex AIによるLLM(大規模言語モデル)統合。Data Marketplace によるデータ共有エコシステムも提供します。

主要機能

  • Cortex AI: Snowflake内でLLMを安全に実行(Claude、OpenAI、Mistral対応)
  • Snowflake Intelligence: 構造化・非構造化データに対するAIエージェント
  • Data Sharing: セキュアなデータ共有・マーケットプレイス
  • Time Travel: データ履歴管理・リカバリ
  • Zero-Copy Cloning: 瞬時のデータ複製

実際の導入効果

  • BlackRock: Cortex AIでクライアントサービスを大規模化
  • EDF: Customer 360をSnowflake上に構築
  • 顧客の40%がデータ共有を利用

創業者

名前役職経歴
Benoit Dageville創業者フランス出身。パリ第6大学博士。Oracle 16年以上。80件以上の特許保有
Thierry Cruanes創業者フランス出身。Oracle Database Kernel主要開発者
Marcin Żukowski創業者ポーランド出身。アムステルダム大学博士。VectorWise共同創業者

3人はデータベースの専門家集団です。Benoit DagevilleとThierry CruanesはOracleで16年以上同僚として働きました。Marcin ŻukowskiはCWIでベクトル化実行の概念を開発。2012年、BenoitのアパートでSnowflakeを創業しました。

資金調達・上場

イベント時期内容
IPO2020年9月NYSE上場。約5.1兆円($34B)調達。ソフトウェア史上最大
初日終値2020年9月時価総額約10.5兆円($70B)(IPO価格から2倍以上)
BerkshireIPO時Warren Buffettが約3,750億円($2.5B)投資

現在の時価総額: 約10.5兆円($70B)(NYSE: SNOW)

※日本円換算は1ドル=150円で計算

注目の指標

  • ARR(年間経常収益): 約6兆円($40B)(2026年)
  • 顧客数: 10,618社以上
  • Fortune Global 2000: 800社以上が導入
  • 特筆: 2024年にCEO交代(Frank Slootman→Sridhar Ramaswamy)

ソフトウェア史上最大のIPO。スキー好きが集まって作った会社

「Snowflake」という社名は、創業者たちのスキーへの共通の情熱にちなんで命名されました。

2012年、BenoitのサンフランシスコのアパートでスタートしたSnowflake。2020年9月、約5.1兆円($34B)を調達してNYSE上場しました。ソフトウェア企業として史上最大のIPOを達成したのです。初日の時価総額は約10.5兆円($70B)。Warren BuffettのBerkshire Hathawayも約3,750億円($2.5B)投資しました。

2024年2月、長年CEOを務めたFrank SlootmanからSridhar Ramaswamy(元Google広告部門責任者)にバトンタッチ。Cortex AIを中心としたAI戦略を加速しています。

「AIは、ソフトウェアにアクセスする方法そのものを変えるプラットフォーム変革だ」——新CEOは語ります。

📖

詳しく知りたい方へ: Snowflake徹底解説:史上最大のソフトウェアIPOを実現したデータクラウドの全貌【2026年最新】


Monte Carlo:データオブザーバビリティのパイオニア

プロダクト

Data Observability Platform - データパイプラインの品質監視・異常検出

誰が、何に困っていたか

データチームが「データダウンタイム」に悩まされていました。データダウンタイムとは、データが欠損、エラー、不正確な期間のことです。重要な会議前にダッシュボードが壊れていることが発覚します。顧客がデータチームの分析を信頼できなくなっていたのです。

今までの解決策

  • 手動でのデータ品質チェック(スケールしない)
  • 単純なアラート設定(誤検知が多い)
  • 問題発覚後の対応(プロアクティブでない)

Monte Carloなら

機械学習による自動パターン学習と異常検出を実現します。5つの柱(鮮度、分布、ボリューム、スキーマ、リネージ)で監視。Snowflake、Databricks、dbtとの深い統合も特徴です。AIエージェント時代に対応したAgent Observability機能も提供しています。

主要機能

  • 異常検知: MLによる自動パターン学習
  • インシデントトリアージ: 問題の優先順位付け
  • 根本原因分析: データリネージを活用
  • Agent Observability: AIエージェントの信頼性監視
  • Salesforce統合: CRM/Data Cloudの包括的監視(業界初)

実際の導入効果

  • JetBlue: 内部「データNPS」が前年比16ポイント向上
  • Snowflake全テーブルの100%自動カバレッジを実現
  • G2 Crowdで#1 データオブザーバビリティプラットフォーム

創業者

名前役職経歴
Barr MosesCEOイスラエル出身。スタンフォード大学卒。Gainsight VP。イスラエル空軍指揮官
Lior GavishCTOスタンフォードMBA。Sookasa共同創業→Barracudaに売却。PayPal 7年

Barr MosesはGainsightでデータ組織を管理中、重要な会議の直前にダッシュボードが壊れていると報告を受ける経験を繰り返しました。創業前に150人以上のデータリーダーと対話し、「データダウンタイム」という普遍的な課題を発見。2019年にMonte Carloを創業しました。

"この問題はあまりにも痛みを伴い、人々にとってあまりにも意味のあるものだったので、これに対する解決策が存在しない世界など信じられませんでした。"

— Barr Moses, CEO

資金調達

ラウンド時期金額主要投資家評価額
Series A2020年9月$16M(約24億円)Accel-
Series C2021年8月$60M(約90億円)--
Series D2022年1月$135M(約202.5億円)IVP, Salesforce Ventures, GIC$1.6B(約2,400億円)

総調達額: $236M(約354億円) 現在の評価額: $1.6B(約2,400億円)(ユニコーン、創業3年で達成)

※日本円換算は1ドル=150円で計算

注目の指標

  • ARR(年間経常収益): 約60億円($40M)以上(2024年9月推計)
  • 顧客数: 150社以上のエンタープライズ
  • 市場シェア: データオブザーバビリティ分野31.2%
  • 特筆: 「データダウンタイム」という概念を創出

イスラエル空軍出身の女性CEO。「データダウンタイム」という言葉を創った

「データへの信頼を高めることが私のミッション」——Barr Mosesは、イスラエル空軍のインテリジェンスデータ分析ユニットの指揮官を務めた経験を持つ女性起業家です。

彼女は「データダウンタイム」という概念を定義し、新しい市場カテゴリを創出しました。「AIが『ゴミを入れればゴミが出る』を全く新しいレベルに引き上げようとしている今、大規模にデータの健全性を観察し維持する力は、あらゆるデータとAI戦略の不可欠な要素となる」と彼女は語ります。

「Agent Observability」を発表し、AIエージェント時代に対応。Databricks Data Governance Partner of the Yearを受賞しました。

📖

詳しく知りたい方へ: Monte Carlo徹底解説:「データダウンタイム」を定義したイスラエル空軍出身CEO【2026年最新】


Fivetran:データ統合のリーダー

プロダクト

Automated Data Integration Platform - 完全自動化されたELTプラットフォーム

誰が、何に困っていたか

データエンジニアがデータパイプラインの構築・保守に膨大な時間を費やしていました。SaaSアプリケーションからデータウェアハウスへのデータ移動が手動だったのです。スキーマ変更やAPI更新のたびに対応が必要でした。

今までの解決策

  • 手動でのETL(抽出・変換・読み込み)パイプライン構築(時間がかかる)
  • 従来のETLツール(複雑、メンテナンス大変)
  • 社内スクリプト(属人化、障害対応困難)

Fivetranなら

700以上のプリビルトコネクタを提供。ノーコードでパイプライン構築できます。スキーマ変更・API更新の自動対応も実現。dbt Core/Cloud連携。「プラグを差し込めば動く」アプライアンス型アプローチです。

主要機能

  • 700+コネクタ: SaaS、データベース、ファイルからDWH(データウェアハウス)へ
  • 完全自動化: スキーマ変更、API更新を自動対応
  • dbt連携: データ変換パイプラインとシームレス統合
  • Managed Data Lake Service: 2024年ローンチ
  • SOC 2(セキュリティ監査基準)/ISO 27001/GDPR/HIPAA準拠

実際の導入効果

  • Dropbox: データ取り込み・レポート作成を8週間→30分に短縮
  • Okta: 1,000エンジニア時間を削減
  • HubSpot: GenAI活用で約1,500万円($100K)削減

創業者

名前役職経歴
George FraserCEOピッツバーグ大学神経生物学博士。Emerald Therapeuticsサイエンティスト
Taylor BrownCOOアマースト大学(ファインアート)。「Modern Data Stack」の生みの親

George FraserとTaylor Brownは幼馴染です。両家族はウィスコンシン州の湖畔で1922年から4世代にわたって毎夏バケーションを共にする伝統があります。2012年にY Combinator採択されました。当初はデータ分析プラットフォームを開発していましたが、データパイプライン事業にピボットしました。

"Fivetranの目標は常に、データへのアクセスを電気のようにシンプルで信頼性の高いものにすることでした。"

— George Fraser, CEO

資金調達

ラウンド時期金額主要投資家評価額
Series A2018年12月$15M(約22.5億円)Matrix Partners-
Series C2020年$100M(約150億円)General Catalyst, a16z$1.2B(約1,800億円)
Series D2021年9月$565M(約847.5億円)a16z$5.6B(約8,400億円)

総調達額: $730M〜$850M(約1,095億〜1,275億円) 現在の評価額: $5.6B(約8,400億円)

※日本円換算は1ドル=150円で計算

注目の指標

  • ARR(年間経常収益): 約487.5億円($325M)(2024年9月)
  • 顧客数: 6,500社以上
  • コネクタ数: 700以上
  • 特筆: 2025年10月、dbt Labsとの合併発表

神経科学者とアーティストの幼馴染コンビ。そしてdbt Labsとの歴史的合併

George Fraserはピッツバーグ大学で神経生物学の博士号を取得した科学者。Taylor Brownはアマースト大学でファインアートを学んだアーティスト。この異色のコンビは、1922年から続く家族ぐるみの付き合いで幼少期から知り合いでした。

「競合他社の多くはツールキットです。私たちはアプライアンスです。プラグを差し込めば動く」——George Fraserの哲学は、Fivetranを業界標準に押し上げました。

2025年10月13日、FivetranはdbtLabsとの全株式交換による合併を発表しました。統合後のARRは約900億円($600M)、顧客数10,000社以上。George FraserがCEO、Tristan Handy(dbt Labs CEO)がプレジデントに就任予定です。

📖

詳しく知りたい方へ: Fivetran徹底解説:幼馴染の神経科学者とアーティストが作った$5.6B企業【2026年最新】


dbt Labs:データ変換の標準

プロダクト

dbt (data build tool) - SQLベースのデータ変換フレームワーク

誰が、何に困っていたか

データアナリストがデータ変換を行う際、ソフトウェアエンジニアリングのベストプラクティスを適用できませんでした。バージョン管理、テスト、CI/CD(継続的インテグレーション/デプロイ)が使えなかったのです。ETL/ELTの「T」(Transform:変換)部分が軽視され、データエンジニアとアナリスト間に壁がありました。

今までの解決策

  • 手動SQLスクリプト(管理困難)
  • 従来のETLツール(アナリストが使えない)
  • スプレッドシート(スケールしない)

dbtなら

SQLでデータ変換を記述できます。バージョン管理、自動テスト、CI/CD、ドキュメント生成をサポート。Snowflake、Databricks、BigQuery等と統合しています。週80,000チーム以上が利用する業界標準です。

主要機能

  • dbt Core: オープンソースCLIツール(無料)
  • dbt Cloud: GUI付きSaaSプラットフォーム
  • モジュラーコード開発: 再利用可能なSQL
  • 自動テスト: データ品質テスト、ユニットテスト
  • 自動ドキュメント生成: データリネージ可視化

実際の導入効果

  • JetBlue: 26データソースをSnowflake+dbtに移行、ボトルネック解消
  • Fortune 500企業採用: 前年比85%増
  • 週80,000チーム以上が利用

創業者

名前役職経歴
Tristan HandyCEO→Presidentメリーランド大学卒。UNC Kenan-Flagler MBA。RJMetrics VP
Drew BaninCo-founderDrexel大学卒。RJMetrics、8tracksエンジニア
Connor McArthurCo-founderVillanova大学卒。RJMetricsエンジニア

3人はRJMetricsの同僚です。2016年、コンサルティング会社「Fishtown Analytics」として創業しました。クライアントワークの品質向上のために「dbt」を内部ツールとして開発。オープンソースとして公開したところコミュニティが急成長しました。2021年にdbt Labsへ社名変更しました。

"スタートアップについて、実際には急いではいけないことがある。それには時間がかかるだけだ——そしてそれはシリコンバレーの神話とは完全に逆だ。"

— Tristan Handy, CEO

資金調達

ラウンド時期金額主要投資家評価額
Series B2020年11月$29.5M(約44.25億円)Sequoia, a16z-
Series C2021年6月$150M(約225億円)--
Series D2022年2月$222M(約333億円)Altimeter Capital$4.2B(約6,300億円)

総調達額: $416M(約624億円) 現在の評価額: $4.2B(約6,300億円)(ユニコーン)

※日本円換算は1ドル=150円で計算

注目の指標

  • ARR(年間経常収益): 約150億円($100M)突破
  • 成長率: 4年で約3億円($2M)→約150億円($100M)(50倍)
  • dbt Cloud顧客: 5,000社以上
  • 特筆: 2025年10月、Fivetranとの合併発表

「シリコンバレーの神話とは逆」。フィラデルフィアから世界標準を作った男

「もし初日に資金調達をして、永遠に四半期ごとの取締役会を開催していたら、私たちが構築した会社を作ることはできなかっただろう」——Tristan Handyは、シリコンバレーの「Move fast and break things」哲学に真っ向から反論します。

2016年、フィラデルフィアでコンサルティング会社としてスタート。内部ツールとして開発したdbtは、オープンソースとして公開後、毎月10%ずつユーザーが増加。2019年に転換点を迎え、業界標準になりました。

2025年10月、Fivetranとの合併を発表。「Fivetran顧客の80-90%がすでにdbtを利用している。ELTパターンの統合は自然な流れだ」とTristan Handyは語ります。

📖

詳しく知りたい方へ: dbt Labs徹底解説:「シリコンバレーの神話に反する」フィラデルフィア発の$4.2B企業【2026年最新】


その他の注目企業

企業名プロダクト評価額/時価総額特徴
ConfluentストリーミングデータNYSE上場Apache Kafka創始者。リアルタイムデータ処理
AirbyteオープンソースELT約2,250億円($1.5B)Fivetranのオープンソース代替
Starburstデータレイククエリエンジン約5,100億円($3.4B)Trino(旧PrestoSQL)の商用版
Dataformデータ変換Google傘下BigQuery特化のdbt代替(無料)

比較・選び方ガイド

用途別の選び方

従来 vs AI活用の比較従来 vs AI活用の比較
あなたの用途推奨サービス理由
統合データ基盤(AI/ML含む)Databricksレイクハウス、AI統合、55%成長率
クラウドDWH(マルチクラウド)SnowflakeNYSE上場、10,600社導入、成熟したエコシステム
データ品質監視Monte CarloG2 #1、データオブザーバビリティのパイオニア
データ統合・パイプラインFivetran700+コネクタ、dbtと合併
SQLベースのデータ変換dbt Labs業界標準、80,000チーム利用

評価額・時価総額とARRのマトリクス

企業評価額/時価総額ARR(年間経常収益)倍率
Databricks約20.1兆円($134B)約7.2兆円($48B)約28倍
Snowflake約10.5兆円($70B)約6兆円($40B)約17倍
Fivetran約8,400億円($5.6B)約487.5億円($325M)約17倍
dbt Labs約6,300億円($4.2B)約150億円($100M)42倍
Monte Carlo約2,400億円($1.6B)約60億円($40M)40倍

よくある質問(FAQ)

Q1. DatabricksとSnowflakeの違いは?

技術面: Databricksは「レイクハウス」アーキテクチャでAI/ML・データエンジニアリングを統合。Snowflakeは「ストレージ・コンピュート分離型」のクラウドDWHでSQLユーザーに最適化。

選び方: AI/ML開発が中心ならDatabricks、SQLアナリティクス・データ共有が中心ならSnowflake。実際には38%の企業が両方を併用しており、それぞれの強みを活かす使い分けが主流です。

詳しくは本記事冒頭の「Databricks vs Snowflake徹底比較」セクションをご覧ください。

Q2. FivetranとAirbyteの違いは?

Fivetranは「プラグ&プレイ」の完全自動化です。Airbyteはオープンソースで高いカスタマイズ性を提供します。Fivetranは月額課金、Airbyteはセルフホスト可能(無料)。エンタープライズ向けならFivetranを検討してください。コスト重視やカスタマイズ重視ならAirbyteです。

Q3. dbt Labsとdbt Coreの違いは?

dbt Coreはオープンソースのコマンドラインツールです(無料)。dbt Cloudは GUI付きのSaaSプラットフォーム(月額約15,000円/$100/ユーザー)。個人や小規模チームはdbt Coreがおすすめです。エンタープライズはdbt Cloudを検討してください。2025年10月のFivetranとの合併後も、dbt Coreはオープンソースとして維持される方針です。

Q4. データオブザーバビリティは必要?

AIがデータを大量消費する時代、データ品質の監視は必須になりつつあります。「ゴミを入れればゴミが出る」問題がAIで増幅されるため、Monte Carloのようなプロアクティブな監視ツールの導入が推奨されます。

Q5. どのツールから始めるべき?

まずデータウェアハウス(Snowflake or Databricks)を選定してください。次にデータ統合(Fivetran)、データ変換(dbt)の順で導入するのが一般的です。Fivetran+dbtの合併により、この2つは統合される予定です。


まとめ

主要ポイント

  1. 約30兆円市場のAIデータ・アナリティクス業界: Databricks 約20.1兆円($134B)、Snowflake 約10.5兆円($70B)超

  2. 5つの主要カテゴリ:

    • データ基盤(Databricks): レイクハウス、55%成長率
    • データクラウド(Snowflake): NYSE上場、10,600社導入
    • データオブザーバビリティ(Monte Carlo): G2 #1、パイオニア
    • データ統合(Fivetran): 700+コネクタ、自動化
    • データ変換(dbt Labs): 業界標準、80,000チーム
  3. 歴史的合併: Fivetran + dbt Labs(2025年10月発表)→ ARR約900億円($600M)、10,000社顧客

  4. IPO候補: Databricksは2026年中のIPOを視野に

次のステップ

AIデータ基盤の導入フローAIデータ基盤の導入フロー
  1. データ基盤構築: Snowflake or Databricksを検討
  2. データパイプライン: Fivetran(dbt統合)を導入
  3. データ品質: Monte Carloでオブザーバビリティを確保

関連記事(深掘りシリーズ)

➡️

Databricks徹底解説:イラン革命からAIバブル批判まで、$134B企業の全貌【2026年最新】

➡️

Snowflake徹底解説:史上最大のソフトウェアIPOを実現したデータクラウドの全貌【2026年最新】

➡️

Monte Carlo徹底解説:「データダウンタイム」を定義したイスラエル空軍出身CEO【2026年最新】

➡️

Fivetran徹底解説:幼馴染の神経科学者とアーティストが作った$5.6B企業【2026年最新】

➡️

dbt Labs徹底解説:「シリコンバレーの神話に反する」フィラデルフィア発の$4.2B企業【2026年最新】


参考リソース

各社公式サイト

  • Databricks
  • Snowflake
  • Monte Carlo
  • Fivetran
  • dbt Labs

本記事はネクサフローのAI研究シリーズの一部です。

この記事の著者

中村 知良

中村 知良

代表取締役

早稲田大学卒業後、ソフトバンク株式会社にてAI活用やCEO直下案件のプロジェクトマネージャーに従事。その後、不動産スタートアップPit in株式会社の創業、他スタートアップでの業務改善・データ活用を経験後、2023年10月、株式会社ネクサフローを創業し代表取締役CEO就任。

この記事をシェア

XFacebookはてなLinkedIn

目次

  • Databricks vs Snowflake徹底比較【2026年最新】
  • 技術アーキテクチャの違い
  • 料金体系の違い
  • 向いているユースケース
  • どちらを選ぶべきか?決定チャート
  • この記事でわかること
  • 基本情報
  • AIデータ・アナリティクス革命:約30兆円市場の全貌
  • 5つの主要カテゴリ
  • Databricks:レイクハウスの王者
  • プロダクト
  • 主要機能
  • 実際の導入効果
  • 創業者
  • 資金調達
  • 注目の指標
  • イラン革命で5歳で国外退去。「バブル」を批判するCEOの本音
  • Snowflake:データクラウドの巨人
  • プロダクト
  • 主要機能
  • 実際の導入効果
  • 創業者
  • 資金調達・上場
  • 注目の指標
  • ソフトウェア史上最大のIPO。スキー好きが集まって作った会社
  • Monte Carlo:データオブザーバビリティのパイオニア
  • プロダクト
  • 主要機能
  • 実際の導入効果
  • 創業者
  • 資金調達
  • 注目の指標
  • イスラエル空軍出身の女性CEO。「データダウンタイム」という言葉を創った
  • Fivetran:データ統合のリーダー
  • プロダクト
  • 主要機能
  • 実際の導入効果
  • 創業者
  • 資金調達
  • 注目の指標
  • 神経科学者とアーティストの幼馴染コンビ。そしてdbt Labsとの歴史的合併
  • dbt Labs:データ変換の標準
  • プロダクト
  • 主要機能
  • 実際の導入効果
  • 創業者
  • 資金調達
  • 注目の指標
  • 「シリコンバレーの神話とは逆」。フィラデルフィアから世界標準を作った男
  • その他の注目企業
  • 比較・選び方ガイド
  • 用途別の選び方
  • 評価額・時価総額とARRのマトリクス
  • よくある質問(FAQ)
  • Q1. DatabricksとSnowflakeの違いは?
  • Q2. FivetranとAirbyteの違いは?
  • Q3. dbt Labsとdbt Coreの違いは?
  • Q4. データオブザーバビリティは必要?
  • Q5. どのツールから始めるべき?
  • まとめ
  • 主要ポイント
  • 次のステップ
  • 関連記事(深掘りシリーズ)
  • 参考リソース
  • 各社公式サイト

シェア

B!

次に読む

Databricksとは?評価額9.3兆円・IPO展望・Snowflake比較を解説【2026年版】

Databricksとは?評価額9.3兆円・IPO展望・Snowflake比較を解説【2026年版】

次に読む

関連記事

Databricksとは?評価額9.3兆円・IPO展望・Snowflake比較を解説【2026年版】

Databricksとは?評価額9.3兆円・IPO展望・Snowflake比較を解説【2026年版】

Databricks(データブリックス)とは、評価額620億ドル(9.3兆円)のAI・データプラットフォーム企業。2025年以降のIPOが期待される。24時間で祖国を追われたAli Ghodsi CEOの壮絶な人生、Lakehouseアーキテクチャ、Snowflakeとの競争を徹底解説。

2026/01/17
DatabricksLakehouse
Snowflake徹底解説|史上最大IPO・Buffettが投資した理由【時価総額10兆円】

Snowflake徹底解説|史上最大IPO・Buffettが投資した理由【時価総額10兆円】

Snowflake(スノーフレーク)は、ソフトウェア企業史上最大のIPOを達成したData Cloud企業。Warren Buffettが投資、Frank Slootman CEOの経営手腕、Databricksとの競争戦略、Cortex AIの今後まで徹底分析。

2026/01/17
SnowflakeIPO
Monte Carlo徹底解説:評価額16億ドル、データオブザーバビリティの先駆者を完全分析

Monte Carlo徹底解説:評価額16億ドル、データオブザーバビリティの先駆者を完全分析

評価額16億ドルに到達したMonte Carloの全貌を徹底解説。データオブザーバビリティという新カテゴリーを確立し、データ品質問題を解決する革新的なプラットフォームに迫ります。

2026/01/17
AIData

まずは無料相談・資料請求

AIやDXの導入について、具体的な進め方や費用対効果など、まずはお気軽にご相談ください。貴社の状況に合わせた最適なプランをご提案します。

お問い合わせ

お気軽にご相談ください