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ホーム/プライシング/競合価格の調査方法|情報収集からベンチマーク作成までの手順
競合価格の調査方法|情報収集からベンチマーク作成までの手順

競合価格の調査方法|情報収集からベンチマーク作成までの手順

26分で読める|2026/01/30|
プライシング価格戦略競合分析

AIサマリー

競合の価格をどう調べ、どう活用するか?公開情報の収集、見積もり取得、業界レポート活用、顧客ヒアリングの4つの手法と、ベンチマーク作成から継続モニタリングまでの実践手順を解説します。

競合の価格を知ることは、自社の価格設定の基準点を定める上で重要です。しかし、特にB2Bやエンタープライズ向け製品では、価格が非公開のケースも多く、調査には工夫が必要です。

本記事では、公開情報から非公開情報まで4つの情報収集手法と、それらを統合してベンチマークを作成し、自社の価格戦略に活用する実践的な手順を解説します。


この記事でわかること

  1. 4つの情報収集手法: 公開情報、見積もり取得、業界レポート、顧客ヒアリング
  2. ベンチマークの作成方法: 価格テーブルと価値対価格マッピングの作り方
  3. 継続的モニタリング体制: 監視頻度の設計と価格変更アラートの仕組み
  4. 競合情報の活用法: 価格交渉と自社価格改定の判断材料への転換

基本情報

項目内容
トピック競合価格の調査と活用
カテゴリプライシング戦略
難易度中級
対象読者プライシング担当、事業企画担当

競合価格調査の目的

競合価格を調査する目的は、単に「相手が安いか高いか」を知ることではありません。

1. 市場ポジショニングの確認

自社の価格が市場内でどの位置にあるかを把握します。

質問把握できること
競合と比べて高いか?プレミアム戦略の妥当性
競合と比べて安いか?コストリーダーシップの実現度
同等価格の競合は誰か?直接競合の特定

2. 価格設定の参考情報

新製品や新機能の価格を決める際の参考値として活用します。

例: 既存SaaS製品が月額$99〜$299の価格帯に集中している場合、自社も同じレンジ内で設定するか、差別化要素を訴求してプレミアム価格($499〜)を設定するかを判断します。

3. 競合動向のモニタリング

競合が値上げ・値下げした際に、自社も追随すべきか判断するための情報源となります。

実例: SaaStrの2025年分析によると、Salesforceの成長の72%が値上げによるものでした。競合が値上げした際、自社もタイミングを合わせて値上げすることで、市場全体の価格水準を維持できます。


情報収集の4つの手法

競合価格の調査には、複数の手法を組み合わせることが重要です。単一の情報源では不完全なデータしか得られません。

ベンチマーク作成フローベンチマーク作成フロー

手法1: 公開情報の収集

最も基本的で低コストな手法です。

Webサイトの価格ページ

多くのB2C製品、一部のB2B SaaSは価格を公開しています。

確認すべきポイント

項目内容
プラン構成Free/Starter/Pro/Enterprise等の階層
価格帯月額/年額、年払い割引率
課金単位ユーザー/シート/データ量/API呼び出し
機能制限各プランに含まれる・含まれない機能
無料トライアルトライアル期間、クレジットカード要否

過去の価格変遷を調べる

Wayback Machineを使えば、競合のプライシングページの履歴を確認できます。

  • 値上げ・値下げのタイミング
  • プラン構成の変更
  • 廃止されたプランの発見

プレスリリース

価格変更や新プランの発表は、プレスリリースで公開されることがあります。

情報源

  • 企業の公式ニュースルーム
  • PR TIMES(日本)
  • PRWeb(米国)

手法2: 見積もり取得

公開されていない価格を調べる最も直接的な方法です。

実施方法

  1. 典型的な顧客プロファイルを作成: 業種、規模、利用想定を統一
  2. デモ・見積もりをリクエスト: 複数の競合で同じ条件で依頼
  3. 得られた情報を記録: 価格、割引条件、契約条件

注意点

企業名や所属を偽ることは避けるべきです。実際に購入検討中の場合や、パートナー企業経由での情報収集は問題ありません。

ミステリーショッピングの倫理的境界

やっていいことやってはいけないこと
実名・実企業名でデモをリクエスト偽名・架空企業でなりすます
購入検討中の情報収集購入意図なく情報のみ引き出す
パートナー経由での情報入手競合社員に報酬を払って情報を得る

手法3: 業界レポート活用

第三者が調査・公開している情報を活用します。

価格比較サイト

サイト特徴
G2ユーザーレビュー、価格評価
Capterra機能比較、価格帯フィルター
TrustRadius詳細な製品比較

調査会社レポート

調査会社レポート内容
GartnerMagic Quadrant、価格帯分析
ForresterWave Report、市場分析
IDC市場シェア、ARPU推定

手法4: 顧客からのヒアリング

商談プロセスで得られる情報は、信頼性が高いです。

Win/Loss分析

受注・失注した案件で、顧客がどの競合と比較したかをヒアリングします。

質問例得られる情報
「他にどの製品を検討されましたか?」競合リスト
「価格はどのように比較されましたか?」価格レンジ
「当社を選んだ/選ばなかった理由は?」価格以外の要素

CRMへの記録項目

営業が商談中に得た競合情報を組織で共有する仕組みが重要です。

  • 競合製品名
  • 提示価格(わかる範囲で)
  • 競合の強み・弱み
  • 勝因/敗因

ベンチマークの作成

収集した情報を整理し、自社と競合を比較するベンチマークを作成します。

1. 比較軸の設計

何を基準に比較するかを明確にします。

比較軸例
機能基本機能、高度な機能、API連携
サポートチャット、電話、専任担当者
価格エントリー価格、標準価格、エンタープライズ価格
契約条件最低契約期間、解約条件、自動更新

2. 価格テーブルの整理

スプレッドシートで管理する場合の項目です。

基本項目

項目自社競合A競合B競合C
エントリープラン価格
Proプラン価格
Enterprise価格
課金単位
年払い割引
無料トライアル期間
最低契約期間

分析用項目

項目自社競合A競合B競合C
自社比(高い/同等/安い)-
ポジション
差別化要素
最終更新日
情報源

3. 価値対価格マッピング

競合を「価格(縦軸)」と「価値(横軸)」の2軸でマッピングします。

価値の測定方法

  • 機能数のカウント
  • ユーザーレビューの評価点(G2、Capterra等)
  • 独自の価値スコアリング(重要機能に重み付け)

活用法

ポジション解釈戦略例
高価値・高価格プレミアムポジション差別化を強化し維持
高価値・低価格バリューリーダー値上げ余地あり
低価値・高価格オーバープライシング価値訴求の強化または値下げ検討
低価値・低価格コストリーダー機能追加でバリューリーダーへ

継続的モニタリング

一度調べて終わりではありません。継続的な監視体制が必要です。

監視頻度の設計

活動推奨頻度担当者
Google Alerts確認毎日(自動)マーケティング
価格ページスナップショット週次プライシング担当
競合マトリクス更新月次プライシング担当/事業企画
深掘り分析四半期プロダクト/経営層
戦略レビュー半期経営層

価格変更アラートの仕組み

無料ツール

ツール用途コスト
VisualpingWebページ変更モニタリング無料〜$30/月
Google Alertsニュース監視無料

有料ツール

ツール年間コスト特徴
Kompyte約$20,000AI駆動、セットアップ7-8週
Klue$16,000-$45,750CRM連携、バトルカード配信
Crayon$12,500-$47,000人的アナリスト付き

詳細な比較は「競合価格の調査方法:6つの情報源とツール活用の実践ガイド」を参照してください。


競合情報の活用

収集・分析した競合情報を、実際の価格戦略に活用します。

1. 価格交渉での活用

顧客との価格交渉時、競合価格を根拠として提示できます。

例: 営業シーン

「競合A社は月額$299ですが、当社は$199で同等の機能を提供しています。年間で$1,200(約18万円)のコスト削減になります。」

注意点

競合を直接批判するのではなく、自社の価値を強調する形で使います。

2. 自社価格改定の判断材料

競合が値上げした場合、自社も追随するか判断する材料となります。

値上げ追随の判断基準

条件判断
競合の多くが値上げ追随を検討(市場全体の動き)
競合の一部のみが値上げ静観(様子見)
競合が値下げ差別化要素を強化して維持
自社の価値が競合より高い値上げ余地あり

値上げのタイミング

  • 競合の値上げから3-6か月後(市場が慣れた頃)
  • 新機能リリース時(価値増加を訴求)
  • 契約更新時(既存顧客への影響を最小化)

3. 新製品価格の設定

新製品や新機能を追加する際、競合の価格帯を参考にします。

例: 新プランの価格設定

競合の価格帯が以下の場合:

競合BasicプランProプランEnterpriseプラン
競合A$99$299要問い合わせ
競合B$149$399要問い合わせ
競合C$79$249要問い合わせ

自社の新Proプランは、$249〜$349の範囲内で設定するのが妥当です。差別化要素があれば上限側、機能が競合より少ない場合は下限側を選びます。


よくある質問(FAQ)

Q1. 非公開価格の競合が多い場合、どうすべきか?

複数の手法を組み合わせます。

  1. 見積もり取得: デモリクエストで見積もりを取得
  2. 顧客ヒアリング: Win/Loss分析で競合価格を聞く
  3. 業界レポート: Gartner、Forresterの価格分析レポート
  4. 決算資料: 上場企業ならARPU(顧客単価)を推定

単一の手法で完全な情報は得られません。複数のソースを「三角測量」して信頼性を高めます。

Q2. 競合が価格を頻繁に変更する場合は?

2025年はSaaS価格変更が頻発しています。対応策として以下を組み合わせます。

  • Wayback Machine: 定期スナップショット
  • Visualping: 変更アラート設定
  • 週次レビュー: 価格ページを手動確認

Q3. 競合価格を知っても、それを基準にすべきではないのでは?

その通りです。競合価格はあくまで「参考情報」です。

競合ベースプライシングの記事で解説していますが、競合価格を唯一の基準にすると以下のリスクがあります。

  • 価格競争に陥る
  • 自社の価値を過小評価する
  • 市場全体が低価格に収束する

競合価格は「市場ポジショニングの確認」と「顧客期待値の把握」のために使い、最終的な価格は価値ベースまたはコストベースで決定します。

Q4. どれくらいの頻度で競合価格を調査すべきか?

市場の変化速度によりますが、以下が目安です。

市場の特性推奨頻度
安定市場(変化が少ない)四半期
成長市場(新規参入が多い)月次
変動市場(価格変更が頻繁)週次

Q5. 価格調査にどれくらいの予算をかけるべきか?

企業規模と営業チームのサイズによりますが、以下が目安です。

企業規模営業チーム推奨予算ツール例
スタートアップ10人未満$500以下/年無料ツール+スプレッドシート
中小企業10-50人$5,000-$20,000/年Kompyte
中堅企業50-100人$20,000-$50,000/年Klue
大企業100人以上$50,000以上/年Crayon

まとめ

主要ポイント

  1. 4つの情報源を組み合わせる: 公開情報、見積もり取得、業界レポート、顧客ヒアリング
  2. ベンチマークを作成する: 価格テーブルと価値対価格マッピングで自社のポジションを可視化
  3. 継続的にモニタリングする: 週次〜半期のリズムで競合動向を追跡
  4. 価格戦略に活用する: 価格交渉、自社改定判断、新製品価格設定の材料として使う

次のステップ

  1. 主要競合3社の公開価格を今日中に調査する
  2. 価格テーブルのスプレッドシートを作成する
  3. 無料ツール(Visualping、Google Alerts)を設定する
  4. 営業チームと「競合情報の共有ルール」を決める

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プライシングシリーズ

  • 競合ベースプライシング入門 - 競合価格を参考にする手法の概要
  • 価格戦略とは?3つの軸で理解する戦略選択フレームワーク - 3つの価格戦略(価値・コスト・競合)の体系的理解
  • 価格3手法の比較と使い分け - 価値ベース、コストベース、競合ベースの選び方

参考リソース

  • Wayback Machine - 過去の価格ページを確認
  • G2 - 価格比較・ユーザーレビュー
  • Visualping - Webページ変更モニタリング
  • Kompyte - 競合インテリジェンスツール

本記事はネクサフローのプライシング研究シリーズの一部です。

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目次

  • この記事でわかること
  • 基本情報
  • 競合価格調査の目的
  • 1. 市場ポジショニングの確認
  • 2. 価格設定の参考情報
  • 3. 競合動向のモニタリング
  • 情報収集の4つの手法
  • 手法1: 公開情報の収集
  • 手法2: 見積もり取得
  • 手法3: 業界レポート活用
  • 手法4: 顧客からのヒアリング
  • ベンチマークの作成
  • 1. 比較軸の設計
  • 2. 価格テーブルの整理
  • 3. 価値対価格マッピング
  • 継続的モニタリング
  • 監視頻度の設計
  • 価格変更アラートの仕組み
  • 競合情報の活用
  • 1. 価格交渉での活用
  • 2. 自社価格改定の判断材料
  • 3. 新製品価格の設定
  • よくある質問(FAQ)
  • Q1. 非公開価格の競合が多い場合、どうすべきか?
  • Q2. 競合が価格を頻繁に変更する場合は?
  • Q3. 競合価格を知っても、それを基準にすべきではないのでは?
  • Q4. どれくらいの頻度で競合価格を調査すべきか?
  • Q5. 価格調査にどれくらいの予算をかけるべきか?
  • まとめ
  • 主要ポイント
  • 次のステップ
  • 関連記事
  • 参考リソース

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