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ホーム/ガイド・ノウハウ/営業の時間管理術|活動時間を計測してKPI達成率を上げる方法
営業の時間管理術|活動時間を計測してKPI達成率を上げる方法

営業の時間管理術|活動時間を計測してKPI達成率を上げる方法

11分で読める|
パフォーマンス向上データ分析顧客関係管理

AIサマリー

営業KPIが達成できない原因は「時間不足」かも。Googleカレンダーを使った簡単な時間計測で、目標達成への正しい打ち手が見えてきます。すぐ実践できる方法を解説。

営業のKPI達成に悩んでいるなら、まず「活動時間」を計測してください。最もコントロールしやすい要素なのに、多くの営業組織が見落としています。

本記事の表記について

  • 下線付きの用語にカーソルを合わせると解説が表示されます

この記事でわかること

  1. 時間計測の重要性: KPIやファネル分析の前に、投下時間を計測すべき理由
  2. Googleカレンダーでの実装方法: GASを使った簡単な時間計測の仕組みと運用ポイント
  3. 時間×成果の分析フレームワーク: 4象限で適切な改善策を導き出す方法

基本情報

項目内容
トピック営業の時間管理術
カテゴリパフォーマンス向上
対象営業マネージャー・営業担当者
難易度初級

なぜ時間計測が必要なのか

優れた分析も前提がずれれば無意味

どんなに優れた分析を行なっても、前提がずれていれば誤った打ち手になります。営業活動においては、投下時間の計測が最も基本的な前提です。

AIで効率化した時間を何に使うか

生成AIで生産性向上、効率化が注目されます。では、空いた時間に人間は何をするのでしょうか?

意思決定とコミュニケーションです。特に営業職においては、顧客接点の強化が求められます。

記事に関連する画像

本記事の「営業職」の定義として、顧客の課題解決、その意思決定をアシストする情報提供を行い、購買活動を支援することを目的として、売ることは手段とします。

空いた時間で顧客接点を増やすにしても、そもそも今どれくらい営業活動に時間を使っているのでしょうか。

最もコントロールしやすい要素を見落としていないか

多くの営業組織、個人は目標達成のためにKPI(重要業績評価指標) やファネル分析を行います。

リード→アポ→商談→受注→売上というファネルにおいて、前工程は自社の努力でコントロールしやすい傾向があります。一方、後工程に進むほど顧客や競合など他の要因が影響し、コントロールが困難になります。

しかし、最もコントロールしやすい「営業活動に使った時間」を計測していないケースが多いのではないでしょうか? 本記事では簡単に計測できる方法、運用、メリットを提示します。


営業活動の時間を計測する方法

実装ステップ

1. Googleカレンダーに特定のキーワードを入れる

ポイントは「go1t_[予定名]」など、他と重複しないキーワードを使うことです。

go1tは、オープンハウスの「行こうぜ1兆」から着想を得て、Go 1 trillionを略したものです(意味はありません)。気合いの入ったワードにするのがおすすめです。

2. Google Apps Scriptで自動集計する

GAS(Google Apps Script) を使い、go1tが含まれる予定、開始日時、終了日時を抽出します。スプレッドシートへ1時間に1回更新されるようにしてください。

⚠️

注意: 機密性の高いGoogleカレンダーの情報を取得するため、必ず情報システム部の方に確認してください。

3. ピボットやグラフで個人別に振り返る

以上です。とても簡単な仕組みです。


日々の営業活動に溶け込ませる運用方法

運用フロー

  1. 過去データから仮説を立てる

    アポイント1件取るために、何コール必要で、何時間必要か。提案型であれば、1件受注するために何件必要で、何時間必要か。まずは過去のデータがあればそれを元に仮説を立てます。

  2. スプレッドシートで目標データを作る

  3. 目標と実績を突合する

  4. KPIとセットで分析する

    KPIの予実も見られると、より正確な分析ができます。

  5. 日次、週次で振り返りを行う(最重要)

    ここが最も重要です。 振り返りなしでは計測の意味がありません。


時間×成果の4象限分析

時間計測の最大のメリットは、適切な改善策を導き出せることです。以下の4象限で分析してください。

象限状況打ち手
時間使えた × 達成目標達成目標のストレッチ度合いを確認。次期目標を設定する。
時間使えた × 未達活動量は十分だが成果が出ない活動の質を見直す。コール内容、提案内容、ターゲット選定など。
時間使えなかった × 達成少ない時間で成果が出た運が良かった可能性を検証。持続性があるかを確認する。
時間使えなかった × 未達活動時間が足りない他業務を見直し、上長が時間の優先順位をつける。

どの場合においても、良い意思決定、良い改善につながります。


始める前に知っておくべきこと

マイクロマネジメントに見えやすい

目的や背景を丁寧に伝えてください。チームが気持ちよくスタートできる状態を作ることが重要です。

簡単にハックできる仕組みである

空予定を入れたり、簡単にハックできる仕組みです。

先々の予定を埋めると日程調整に影響が出るため、過度に入れるのはおすすめしません。また、作業後に実際の時間に修正するのがポイントです。

何分単位で記録するか

メールを返信するなど、1-2分の作業でもつけるのか?という議論が発生します。

過去の経験上、15分単位が最適でした。

他にも前提条件がある

本記事では触れませんでしたが、そもそも時間の前に、以下のような前提条件があります。

  • サービス知識、業界知識、事例の習得
  • ロープレを通じたアウトプット練習

これらが整っているかも重要です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 時間計測は何分単位で行うべきですか?

15分単位がおすすめです。1-2分の細かい作業まで記録しようとすると運用が煩雑になります。逆に30分以上だと精度が低くなります。

Q2. チームメンバーにマイクロマネジメントと思われませんか?

目的と背景を丁寧に伝えることが重要です。

「監視」ではなく「改善のためのデータ収集」であることを説明してください。結果が良くなればチーム全体のメリットになることを強調しましょう。

Q3. Googleカレンダー以外のツールでも可能ですか?

はい、可能です。

OutlookカレンダーやNotion、各種タイムトラッキングツール(Toggl、Clockify等)でも同様の運用ができます。重要なのはデータを定期的に集計・分析することです。

Q4. 時間を使えているのに成果が出ない場合はどうすべきですか?

活動の質を見直す必要があります。

コールの質、提案内容、ターゲット選定などを確認し、改善点を特定してください。時間計測があることで「量」ではなく「質」の問題だと特定できます。

Q5. 新人とベテランで目標時間は変えるべきですか?

はい、スキルレベルに応じて調整すべきです。

新人は習熟に時間がかかります。最初は目標を低めに設定し、成長に合わせて引き上げていくアプローチが効果的です。


まとめ

主要ポイント

  1. 時間計測の重要性: KPIやファネル分析の前に、投下時間の計測が必要
  2. 簡単な実装: Googleカレンダー+GASで手軽に始められる
  3. 正しい分析: 時間データがあることで、適切な改善策を打てる

次のステップ

  • 自社のGoogleカレンダーでキーワードルールを決める
  • まずは1週間、手動で時間を記録してみる
  • データを集計して振り返りミーティングを行う

参考リソース

  • Google Apps Script リファレンス
  • Looker Studio テンプレート

本記事はネクサフローの営業効率化シリーズの一部です。

この記事の著者

中村 知良

中村 知良

代表取締役

早稲田大学卒業後、ソフトバンク株式会社にてAI活用やCEO直下案件のプロジェクトマネージャーに従事。その後、不動産スタートアップPit in株式会社の創業、他スタートアップでの業務改善・データ活用を経験後、2023年10月、株式会社ネクサフローを創業し代表取締役CEO就任。

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目次

  • この記事でわかること
  • 基本情報
  • なぜ時間計測が必要なのか
  • 優れた分析も前提がずれれば無意味
  • AIで効率化した時間を何に使うか
  • 最もコントロールしやすい要素を見落としていないか
  • 営業活動の時間を計測する方法
  • 実装ステップ
  • 日々の営業活動に溶け込ませる運用方法
  • 運用フロー
  • 時間×成果の4象限分析
  • 始める前に知っておくべきこと
  • マイクロマネジメントに見えやすい
  • 簡単にハックできる仕組みである
  • 何分単位で記録するか
  • 他にも前提条件がある
  • よくある質問(FAQ)
  • Q1. 時間計測は何分単位で行うべきですか?
  • Q2. チームメンバーにマイクロマネジメントと思われませんか?
  • Q3. Googleカレンダー以外のツールでも可能ですか?
  • Q4. 時間を使えているのに成果が出ない場合はどうすべきですか?
  • Q5. 新人とベテランで目標時間は変えるべきですか?
  • まとめ
  • 主要ポイント
  • 次のステップ
  • 参考リソース

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